【ドラマ・アニメ】週刊ストーリーランド短編作品 #039 平成13年1月11日放送分『ミイラ殺人事件』『しあわせホテル』『かくワラ人形』

週刊ストーリーランド_放送回別解説_039 ドラマ、アニメ紹介
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ミイラ殺人事件

ある考古学者が殺害された。死体は、ミイラのように包帯でグルグルに巻かれて棺にいれられて、胸にはエジプトの剣が刺さっていた。凶器となったエジプトの剣には考古学者の教授の指紋と弟子の石川の指紋が残されていた。一番疑わしいのは石川だったが、犯行時間にはエジプトにいた。つまり、石川が犯行を犯すには不可能だった。しかし現場に残された五つのキーワードから神宮寺は見事、事件を解決していく。

【キーワードその1】「ミイラのような死体」 まず、被害者を包帯でグルグル巻きにしてエジプトの棺の中にいれ、身動きを取れなくした。【キーワードその2】「空っぽの胃」 犯人の石川は被害者をあるトリックを使い丸三日間、何も飲まず食わずの状態にした。【キーワードその3】「剣の握りにある輪」 この輪にひも状のものを通し、棺の中の被害者の胸の上にちょうど剣の切っ先が来るように吊り下げた。【キーワードその4】「通風孔の中にあったメジャー」 犯人は通風孔の中にメジャーを固定し、それを伸ばし天井からさがっている電灯の傘に引っかけた。

【キーワードその5】「 メジャーの先端にあったへこみ」 犯人はこのメジャーの先端を被害者の口にくわえさせた。このメジャーを離してしまうと、自動的に被害者の胸に剣がささるようにしたのだった。教授は3日3晩、メジャーをくわえたまま、死の恐怖と戦ったが、結局力尽きメジャーを口から離してしまい、刀が自分の胸に落ちてしまった。一見完全犯罪かのように見えたが、神宮寺の推理により、見事、事件を解決する事ができた。

製作スタッフ

  • 絵コンテ:浜津 守
  • 演出:佐土原 武之
  • キャラクター・作画監督:平山 智
  • 美術監督:本田 修
  • 音響監督:大熊 昭
  • 効果:庄司雅弘
  • 整音:大城久典
  • 制作担当:斉藤直之・宮本秀晃
  • 制作:東京ムービー

声の出演

  • 神宮寺葉子:小山茉美
  • 江森:中村大樹
  • 田中:村松康雄
  • 石川智宏:納谷六朗
  • 猟師:藤本 譲
  • ナレーション:銀河万丈
  • 職員:松井菜桜子

しあわせホテル

泊るだけで理想の結婚相手に巡りあえると言うある不思議なリゾートホテルがあった。そこに、ステキな彼氏がほしいという主人公の有紀が泊りに行く。そのホテルは、部屋から食事、寝るときに着るパジャマまで、ありとあらゆる事まで自分の好みのものを選べるというホテルだった。

とても、充実した日々を送れたが、一向にステキな彼氏など現れない。そして、遂にしあわせホテルを去る日がやって来た。結局有紀はステキな彼氏に出会う機会はなかった。しかし、二週間後に有紀のもとに一通の手紙が届く。そこには、差出人の名前は書いてなかったが、「次の日曜日に日比谷公園の噴水の所で午後一時に待っています」という内容だった。その時間に待ち合わせにいってみると、そこには、同じ手紙を持った男性がいた。

実は、しあわせホテルとは、有紀がどのようなサービスを選んだかによって、彼女の性格、金銭感覚や味覚、ファッションセンスに好きなスポーツ、好きな映画など趣味にいたるまで有紀の価値観に関するデータを集めていたのだった。そして、同じように価値観がぴったり合いそうな男性をリストから検索し、手紙を送り、その二人の出会いを演出していたのだった。

製作スタッフ

  • 絵コンテ・演出:案納正美
  • キャラクター:石倉敬一
  • 作画監督:大河原晴男
  • 美術監督:東 潤一
  • 音響監督:山田智明・西村朋絋
  • 効果:片岡洋三
  • 整音:はた しょうじ
  • 制作担当:津野竜之輔・八亀江美子
  • 制作:スタジオぴえろ

声の出演

  • ナレーション:野沢雅子
  • 小川有紀:根谷美智子
  • 木下光一:鈴木拓磨
  • 支配人:星野充昭
  • 鈴木理佐:柳沢三千代
  • ウェートレス:新谷 恵
  • ボーイ:金光宣明

かくワラ人形

主人公のADの宮本は、ある日不思議な商品を売る謎の老婆から「かく名刺」を買う。その名刺には、何も書かれていなかったので、プロデューサーという肩書きを書いて自分の名前を書いてみたら、次々プロデューサーとしての仕事が入ってきた。こうして、プロデューサーとなった宮本だったが、プロデューサーとしての肩書きを手に入れただけで、能力まで手に入れたわけではなかった。 そして、また街であの老婆と出会う。そこで、「かくビデオテープ」を買う。家に帰って見てみても、何も映っていなかった。しかし、なにも書かれていないラベルに「大ヒット間違いなしの新しいドラマ」と書いてビデオを見てみると、今まで見たことのないような斬新な内容のドラマが映っていた。

宮本は、そのビデオの内容をシナリオに起こして、自分の考えたドラマとして発表し、名声を得る。しかし、所詮ドラマのプロデューサー、取り上げられる記事は、俳優とは比べ物にならないほど小さな記事であった。もっと有名になりたいと思う宮本。そんなある日、宮本は老婆から「かくカエル」という商品を買う。水槽に入れて買うと次の日、かくカエルが卵を産みおたまじゃくしになっていた。最初気がつかなかったが、水槽の下には五線譜があって、おたまじゃくしがその上に止まって音符を示していた。そう、かくカエルとは曲を書いてくれるということだった。そして、音楽プロデューサーとなった宮本は、誰もが知っているような有名人になった。

しかし、そんな宮本を中傷するような記事をかく評論家の田中という男が現れる。田中は宮本の触れられたくないような過去のことを雑誌に書いていた。腹を立てた宮本は、老婆から「かくワラ人形」を購入する。かくワラ人形に名前をかくと、そいつを操れるという呪いのワラ人形だった。宮本は、田中の名前を書き、恨みをはらす。それでも、宮本のことを中傷していく田中に腹を立てた宮本は、ワラ人形の足の部分にナイフを刺した。苦しむ田中をみて良い気分の宮本だったが、ニュースで全国の863人の田中 徹という人物の足に何者かがナイフが刺したというニュースを聞いて驚く。しかも凶器のナイフが残されており、そのナイフの指紋から宮本が容疑者として捕まった。田中 徹といっても全国には同姓同名の人物が山ほどいたのであった。こうして、前代未聞の連続傷害事件の犯人として宮本の名は全世界に知れ渡ったのだった。

製作スタッフ

  • 絵コンテ・演出:大庭秀昭
  • キャラクター・作画監督:松岡秀明
  • 美術監督:西田 稔
  • 音響監督:大熊 昭
  • 効果:庄司雅弘
  • 整音:大城久典
  • 制作担当:細谷 満・佐々木 博
  • 制作:東京ムービー

声の出演

  • 宮本:神奈延年
  • 老婆:掘 絢子
  • 田中 徹:柴田秀勝
  • 刑事:大滝進矢
  • プロデューサー:青森 伸
  • ディレクターA:伊藤健太郎
  • ディレクターB:沼田祐介
  • 司会:柳沢栄治
  • 女子アナ:熊谷ニ‐ナ

全放送回別リンク一覧

全56回の全ての放送回ごとに、収録内容をまとめました。一部放送回にについては情報がありませんでしたが、それ以外は全ての内容をまとめてあります。是非ご覧ください。

#001~#010

#011~#020

#021~#030

#031~#040

#041~#050

#051~#056

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