『星の時』が河出文庫より刊行
「ブラジルのヴァージニア・ウルフ」と称される国民的作家、クラリッセ・リスペクトル氏の不朽の名作『星の時』が、2026年7月7日に河出文庫から刊行されます。この作品は、第8回日本翻訳大賞を受賞したことでも知られています。

作品概要
『星の時』は、地方からリオのスラム街へやってきた、天涯孤独なタイピストの物語です。彼女は自身の不幸を知らずに生きています。20世紀の巨匠リスペクトル氏が最後に遺したこの作品は、「小説の発生の瞬間を捉える奇蹟の傑作」と評されています。
クラリッセ・リスペクトル氏は、1920年にウクライナで生まれ、幼い頃にブラジルへ移住しました。成人後は欧米で16年間生活し、1977年に57歳でその生涯を閉じました。

日本では、『星の時』のほか、『ソフィアの災難』、『水の流れ』(いずれも河出書房新社)、『G・Hの受難/家族の絆』(集英社)が刊行されています。
今回の文庫化にあたり、訳者の福嶋伸洋氏が訳文を全面的に見直し、リスペクトル氏の息子であるパウロ・グルジェウ・ヴァレンチ氏によるエッセイ「現実とフィクションの交錯」と、文筆家の水上文氏による解説が新たに収録されています。
書籍情報

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書名: 星の時(河出文庫)
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著者: クラリッセ・リスペクトル 福嶋伸洋訳
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仕様: 文庫判/176ページ
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発売日: 2026年7月7日
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税込定価: 990円(本体900円)
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ISBN: 978-4-309-46834-1
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装丁: 佐々木暁
電子書籍は2026年8月に発売予定です。詳細は各電子書籍ストアでご確認ください。
原作映画「星の時 4K」が8月21日より全国公開
本書『星の時』を原作とした映画「星の時 4K」が、2026年8月21日(金)から、新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか、全国の映画館で順次公開されます。

「星の時 4K」は、1985年にブラジルで製作された作品です。1986年ベルリン国際映画祭銀熊賞、1985年ブラジリア映画祭最優秀作品賞を含む5部門を受賞し、1986年にはアカデミー賞外国語映画賞のブラジル代表作品にも選出されました。ブラジル映画史に輝く名作として知られています。
監督のスザーナ・アマラウ氏はブラジル女性監督の先駆者とされており、本作は近年においても「ブラジル映画史上ベスト100」や、英国BFIによる「The female gaze:女性監督による、見過ごされてきた100本の映画」にも選出されるなど、今なお高い評価を得ています。

40年の時を経て日本初公開となる映画の詳細については、以下の公式サイトで確認できます。
- 「星の時 4K」公式サイト: https://alfazbetmovie.com/hoshinotoki/
著者・訳者プロフィール
クラリッセ・リスペクトル(Clarice Lispector)
1920年生まれのブラジルの作家です。1944年に『Perto do Coração Selvagem(野生の心の近くに)』でグラッサ・アラーニャ賞を受賞しました。欧米での16年間の居留生活を経て、1959年にリオデジャネイロに戻り、1977年に逝去しました。その他の著書に『ソフィアの災難』『水の流れ』『G・Hの受難』などがあります。
福嶋伸洋(ふくしま・のぶひろ)
1978年新潟県生まれ。共立女子大学文芸学部教授。リスペクトル氏の『星の時』で第8回日本翻訳大賞を受賞しました。その他の訳書にリスペクトル氏の『ソフィアの災難』(共訳)『水の流れ』、アントラーヂ氏の『マクナイーマ』などがあります。著書に『リオデジャネイロに降る雪』『ニコの海』などがあります。



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