【ドラマ・アニメ】週刊ストーリーランド短編作品 #005 平成11年11月11日放送分『時効成立』『消えた仏様』『彼氏の父親を愛してしまった私』

週刊ストーリーランド_放送回別解説_005 ドラマ、アニメ紹介
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時効成立

某警察署…。シバ警部が15年間、犯人を追い続けている強盗殺人事件がある。15年前に起きたこの殺人事件は何の手がかりも得られないまま時効をむかえようとしていた。やがて、時効まで残すところ30分を切った頃、その事件の犯人と名乗る17歳の少年が警察署に自首してきたのである。「しかし、事件は15年前。今17歳の少年が犯人のはずがない…」と、取調官らは少年を相手にしようとしなかった。

すると、彼は自分の名前を「シバケンイチ」だと名乗り出す。それは、シバ警部の名前…。少年はシバ警部が犯人だと告げに来たのだ。実は、この少年、あの殺人現場にいた被害者夫婦の息子だったのである。目撃者が真犯人を指摘した以上、シバ警部は時効ギリギリになって自分が犯人であることを認めた…。

が、無情にも時効が成立。少年は床に崩れ落ちた。シバ警部は、満足そうに笑いながらテーブルの上のお茶を口にした…。と、その時突然、シバ警部が苦しみだした。そう、少年がお茶に毒を盛っていたのだ。「あなたが素直に自首していたら、お茶に毒を盛らなかったのに」と呟く少年の前で、シバ警部は息絶えた。その後、盗んだ金はシバ警部の家の床下からみつかり、少年はその金をすべて自分が育った孤児院に寄付した。

製作スタッフ

  • 絵コンテ:大賀俊二
  • 演出:大賀俊二
  • キャラクター:平山智
  • 作画監督:平山智
  • 美術監督:古谷彰
  • 音響監督:大熊昭
  • 効果:庄司雅弘
  • 調整:大城久典
  • 制作:東京ムービー

声の出演

  • 仲代刑事:中田譲治
  • シバケンイチ:岡部政明
  • 佐藤大輔:岩永哲哉
  • 健:中田和宏
  • 幸子:伊藤美紀
  • レポーター:鷹森淑乃
  • 警官:土門仁
  • 主婦:渡辺美佐
  • 中年男:中嶋聡彦

消えた仏様

和尚と坊主が住む山中の寺に、猟師が一晩泊まることになった。猟師は「この寺には、毎晩、仏様が現れる」という話を聞くが、信じようとしない。そこで、和尚と猟師はその話が正しいか否か、賭けることにした。すると、その夜、和尚の言う通り仏様が現れたのだ。

しかし、猟師が矢を放つと、仏様が消えてしまったため、「あれは仏様ではなく、化け物だ」と猟師は疑った。翌朝、仏様の現れた現場へ赴いた猟師は、和尚の前で「万が一のことを考えて、矢の先に毒を塗っておいた。川の水で洗わないかぎり、必ず死ぬでしょう」と明かす。すると、それを聞いた坊主が突然、川の方へ走り出した。実は、その坊主は仏様にも化けていたタヌキだったのである。

さらに、和尚までもタヌキの姿に戻って、逃げていった。それを見て「まだまだ修行が足りないなあ」とバカにする猟師…。なんと、猟師はキツネだったのである。その後、キツネは和尚に化けて、その寺に住んだのだった。

製作スタッフ

  • 絵コンテ:鈴木吉男
  • 演出:佐々木皓一
  • キャラクター:峰松時文
  • 作画監督:森利男
  • 美術監督:松田三千代
  • 音響監督:大熊昭
  • 効果:庄司雅弘
  • 調整:大城久典
  • 制作:東京ムービー
  • 制作協力:SSC

声の出演

  • ナレーション:大塚周夫
  • 猟師:子安武人
  • 和尚:緒方賢一
  • 小坊主:渡辺久美子

彼氏の父親を愛してしまった私

綾子は24歳のごく普通のOL。綾子にはつきあいはじめて1年になろうとしている涼という年下の彼氏がいた。しかし、綾子には他にも好きな男性ができてしまったのである。取引先に仕事のミスを謝りに行ったときに出会った、その会社の部長…その優しさにひかれ、好きになってしまったのだ。

部長の名は正夫といい、奥さんと死別した過去を持つ39歳の独身男性。そして、次第に2人は惹かれあっていった。そんなある日、綾子は衝撃の事実を知る。涼の父親として紹介された人が、なんと正夫だったのだ。隠し続けるのが辛くなった綾子は、とうとう真実を打ち明ける。が、自分の実父と恋人に裏切られたと、涼は綾子と正夫を責める。それからというもの、涼からの執拗ないやがらせがはじまり、それは次第にエスカレートしていった。

ある雨の日、涼は綾子を廃墟となっている工場に拉致し、正夫を呼び出した。涼は死神の格好をし、鎌を持ってふたりに襲いかかってきた。しかし、涼が壊れかけた非常階段にふたりを追いつめた時、手すりが崩れ、3人とも3階から落ちてしまう。病院のベッドで綾子が目を覚めると、正夫の顔があった。安心する綾子。聞くところによると、綾子は20年間眠り続けていたのだという。つまり、20年たって、そこにいた正夫というのは…。そう、涼だったのである。涼の恨みは、20年経った今でもまだ消えていなかった。

製作スタッフ

  • 絵コンテ:やすみ哲夫
  • 演出:やすみ哲夫
  • キャラクター:塩山紀生
  • 作画監督:丸山宏一
  • 美術監督:天水勝
  • 音響監督:小林克良
  • 効果:横山正和
  • 調整:田中章喜
  • 制作:シンエイ動画
  • 制作協力:ベガエンタテイメント

声の出演

  • アヤ子:佐々木優子
  • 涼:高木渉
  • 正夫:小室正幸
  • 担当者:菅原淳一
  • 同僚:園田恵子

全放送回別リンク一覧

全56回の全ての放送回ごとに、収録内容をまとめました。一部放送回にについては情報がありませんでしたが、それ以外は全ての内容をまとめてあります。是非ご覧ください。

#001~#010

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#021~#030

#031~#040

#041~#050

#051~#056

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