【ドラマ・アニメ】週刊ストーリーランド短編作品 #051 平成13年7月5日放送分『スカイダイビング殺人事件』『鈴森なんでも相談所~大学教授の悩み~』『大出世運動会』『節約するおにぎり』

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週刊ストーリーランド_放送回別解説_051 ドラマ、アニメ紹介
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スカイダイビング殺人事件

広大なキャベツ畑で事件は起こった。死亡したのは畑の持ち主で農業を営んでいた勅使河原豊さんと、スカイダイビングをしていた岡麗子さんで、死因は二人とも頭部の打撲によるものだった。岡と一緒にスカイダイビングをしていた大谷は、岡のパラシュートが開かなかったため、そのまま墜落してしまい、偶然、キャベツ畑で作業をしていた勅使河原さんと激突したと証言する。誰もが、偶然起こった不幸な事故だと思う中、神宮寺葉子は「これは大谷が、地上にいた勅使河原を狙った恐るべき殺人事件である」ことを見抜いていた。
キーワードその①「くもりの日のスカイダイビング」
上空から落ちてきても勅使河原さんが気が付かないように、大谷はあえて、影のつかないくもりの日を選んでスカイダイビングを行った。

キーワードその②「大き目のパラシュート」
実は大谷は、大きなパラシュートを使い、岡と一緒にスカイダイビングした。そしてその事をパイロットに気が付かれないように、いつもより多めに飛行場と無線で連絡を取り合うように指示していた。そして、上空30メートル辺りにたどり着いたとき、岡さんを地上にいる勅使河原さんめがけて投げつけたのだ!!
キーワードその③「ヘルメットに付いた血」
実は、岡さんの被っていたヘルメットに付いていた血は、血液鑑定の結果、勅使河原さんのものではなく、岡さんのものだということが判明した。つまり、岡さんは勅使河原さんと激突して死亡したのではなく、飛行機の中でヘルメットで頭を殴りつけられ死亡したと考えるのが自然である。
キーワードその④「壊れていたパラシュート」
岡さんがつけていたといわれるパラシュートは、空中で気を失ったときでも、自動的にパラシュートを開く安全装置の、自動開傘装置が壊れていた。これが壊れているパラシュートを生きている人間が背負うはずがない。つまり、岡さんの死後、このパラシュートを岡さんに背負わせたのだ。

キーワードその⑤「湿った服」
岡さんの服はスカイダイビング用でない綿で出来たもので水分を含んで湿っていた。大谷は、殺した岡さんにパラシュートを背負わせた後、岡さんの遺体にポリタンクに入った水をかけた。綿で出来ていて、しかも厚手の服なら、水をたっぷり含む。そして岡さんの遺体と共に一緒に飛行機から飛び降りた。上空4500メートルともなると、気温はマイナス10度にもなり水をたっぷり含んだ岡さんの服はたちまち凍りついてしまう。大谷は農作業をしている勅使河原さんの上空でパラシュートを開き、上空30メートルの地点で勅使河原さんを狙って、凍った岡さんの遺体を投げつけたのだ。凍り付いて棒のようになった岡さんの遺体は、空気の抵抗や風に影響されることなく真っ直ぐに勅使河原さんにぶつかったのだった。」大谷は勅使河原さんに多額の借金があったためこの殺人を思いついたのだった。
これがこの殺人事件の全容であった…。

製作スタッフ

  • 絵コンテ・演出:高橋滋春
  • キャラクター・作画監督:清水恵蔵
  • 美術監督:長尾 仁
  • 色彩設定:森嶌一美
  • 音響監督:大熊 昭
  • 効果:庄司雅弘
  • 整音:大城久典
  • 制作担当:三上鉄男
  • 制作:東京ムービー
  • 協力:マジックバス
  • プロデューサー:松元理人・水沼健二

声の出演

  • 神宮寺葉子:小山茉美
  • 江森:中村大樹
  • ナレーション:銀河万丈
  • 大谷誠:堀 之紀
  • 勅使河原豊:藤本 譲
  • 岡 麗子:茂呂田かおる

鈴森なんでも相談所~大学教授の悩み~

今回の相談者は、人気のない大学教授。いつも授業はガラガラ。「普段授業に出てこない生徒が、テストの前になるとノートをコピーしてテストを受け、単位を取るので、このままでは真面目に授業に出席している生徒がかわいそうだ」という相談だった。

鈴森所長の解決策とは…。
この大学教授はいつも同じネクタイをして授業に出ていた。そこで、「教授がいつもしているネクタイを描きなさい」という、いつも授業に出ている人しか分からない問題を作ったのだ。

こうして鈴森所長の知恵によって、この教授の授業は、授業に出ないと答えの分からないユニークなテスト問題を出す事で有名な、校内でも1,2を争う人気の授業になっていったのだった。

製作スタッフ

  • 絵コンテ・演出:岡尾貴洋
  • キャラクター・作画監督:乙幡忠志
  • 美術監督:脇 威志
  • 色彩設定:西村章吾
  • デジタル:佐藤正人
  • 音響監督:早瀬博雪
  • 効果:松田昭彦
  • 整音:佐藤千明
  • 制作担当:下田久人
  • 制作:日本アニメーション
  • 協力:陸演隊
  • プロデューサー:早船健一郎・斉藤広行

声の出演

  • 鈴森所長:宮澤 正
  • ナレーション:荘真由美
  • 河合:脇 広行
  • 学生A:竹本英史
  • 学生(C-16):田中大丈
  • 学生B:濱崎智広
  • 学生C:斉藤 崇
  • 学生たち:菅沼久義

大出世運動会

主人公は冴えないサラリーマン「鈴木ハジメ(38歳)」。いつも年下の課長(28歳)に仕事の事で怒られている。しかし、ハジメは四年に一回行われる社内運動会に賭けていた。この運動会は、ただの運動会ではなく、メインイベントに優勝すると出世できるという噂があるのだ。過去の例でいうと、ジェスチャー大会に優勝した人は、「数ヶ国語がしゃべれなくても、身振り手振りで会話ができる」と国際部に配属、ものまね大会に優勝した人は、「他人の真似をするということは、人を見る才能がある」と、いきなり人事部長に昇進するなど、社内運動会の意義は、人の隠れた才能を見抜き、適材適所に配属する、というものだとハジメは信じていた。

そして、今年の社内運動会。発表された今年のメインイベントは「かくれんぼ」。会社の中に社員が隠れ、会社中を知りつくしている社長がオニになって捜すというものだ。しかし、今年の運動会は、例年と違い優勝した人はリストラされるという噂が流れていた。次々とほかの社員が見つかっていく中、リストラの噂を知らないハジメは何とか社長に見つからずにいた。そんな中、残りの一人が見つかり、最後まで見つからなかったハジメはかくれんぼに優勝する。ハジメは、社長に見つけられて屋上に集まっていた人たちの中にまぎれて隠れていたのだった。

こうして晴れて運動会に優勝したハジメは、翌日社長に呼ばれ車に乗せられる。そこで何とハジメは社長からリストラを宣告されてしまう。落ち込むハジメを社長は、そのまま自宅に連れて行く。リストラしたハジメに社長は、会社の極秘資料を隠すという仕事を与える。「かくれんぼ」に優勝したハジメには、「隠れる才能、すなわち物を隠す才能」があると判断されたのだ。こうしてハジメは、給料も10倍に上がり、社長から高級マンションも用意されて、家族で幸せに暮らすのであった。

製作スタッフ

  • 総監督・絵コンテ:福島一三
  • キャラクター・作画監督:北原健雄
  • 美術監督:脇 威志
  • 色彩設計:大平敬志
  • 音響監督:早瀬博雪
  • 効果:松田昭彦
  • 整音:佐藤千明
  • 制作担当:小林正彦・池田純一
  • 制作:日本アニメーション
  • プロデューサー:早船健一郎・斉藤広行

声の出演

  • ナレーション:梁田清之
  • ハジメ:里内信夫
  • トモコ:山像かおり
  • 山田:竹本英史
  • 社長:麦人
  • 専務:橘 建治
  • 司会者:小和田貢平
  • 斉藤:鈴森勘司
  • 社員:大島将哉
  • 同僚:永野善一
  • 同僚:松本吉朗
  • OL:高橋祐子
  • OL:並木のり子
  • OL:池田ひかる

節約するおにぎり

主人公は安藤明子、33歳の専業主婦。夢のマイホームを手に入れる為、毎日節約をして貯金を貯めている。ある日、旦那の真一と特売セールに行こうと歩いていると、不思議な老婆を見つける。そこで明子は、「節約するシャンプー」を買う。このシャンプーは、たった一滴で泡立ち、流す時も泡切れの良い水道代もお得なシャンプーだった。さらにこのシャンプーは毎日使用すると全く髪の毛が伸びないという、美容院代まで節約できるシャンプーだったのだ!!

次に2人は「節約するブラインド」を買う。このブラインドを閉めると、夏の暑い日でもクーラーをつけているみたいに部屋が涼しくなる。さらにこのブラインドは、昼間に太陽の光を吸収し、夜暗くなると光を発するため、電気をつけなくても良いのだ。「節約するブラインド」とは、クーラー代や電気代が節約できるブラインドであった。今度は明子は「節約する携帯電話」を買う。この携帯電話で電話をかけようとすると、電話をかけるはずだった人が明子の目の前に現われ、電話代が節約できるというものだった。さらにこの電話で何かモノを買おうとすると、その買おうとしていたモノがタダで手に入るという素晴らしいアイテムだった。

しかしこの携帯電話は電池が切れて使えなくなってしまった。最後に2人は「節約するおにぎり」を買う。このおにぎりを食べた2人は、食べた瞬間に体が縮んで小さくなってしまった。小さくなった事により、食べ物も、生活必需品も少ない量で済むという究極の節約アイテムであった。

製作スタッフ

  • 絵コンテ・演出:岡崎幸男
  • キャラクター・作画監督:平山 智
  • 美術監督:本田 修
  • 音響監督:大熊 昭
  • 効果:庄司雅弘
  • 整音:大城久典
  • 制作担当:小山雅弘・宮本秀晃
  • 制作:東京ムービー
  • プロデューサー:松元理人・水沼健二

声の出演

  • 安藤朋子:篠原恵美
  • 安藤真一:太田真一郎
  • 老婆:堀 絢子
  • 由美子:伊藤美紀
  • ソバ屋:高瀬右光

全放送回別リンク一覧

全56回の全ての放送回ごとに、収録内容をまとめました。一部放送回にについては情報がありませんでしたが、それ以外は全ての内容をまとめてあります。是非ご覧ください。

#001~#010

#011~#020

#021~#030

#031~#040

#041~#050

#051~#056

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