【ドラマ・アニメ】週刊ストーリーランド短編作品 #043 平成13年2月8日放送分『水鉄砲殺人事件』『へんてこ博物館~幸せの毒薬~』『鈴森なんでも相談所~外灯~』『出題タクシー』

週刊ストーリーランド_放送回別解説_043 ドラマ、アニメ紹介
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水鉄砲殺人事件

サッカーの優勝祝賀会で突然オーナーが死んでしまう。オーナーが倒れる直前、体に一本の筋のようなものが当たっていた事に気付く神宮寺。それは、テレビ局のカメラマンの広田が放った水鉄砲の水だった。事情徴収をすると、「楽しい雰囲気を伝えるために選手の輪の中に入った」と言った。広田が撮っていたVTRを見てみると肝心のオーナーが倒れるシーンが映ってなかった。水鉄砲を見てみると、タンクのところに穴が開いてあった。タンクの中身を調べてみたが、ただの水だった。広田が撮影した所を調べると紅白幕の一部に黒いシミがあり、その回りが濡れていた。そして、被害者のオーナーの腕時計を調べると犯行時間で止まっていた。

すべてを悟る神宮寺。これで全てがつながった。まずキーワードその1「祝勝会のビールかけ」心臓の弱いオーナーを事故死にみせかけるためこの機会を待った。キーワードその2「紅白幕に残った水の染み」オーナ―が立っている場所と同距離の場所にある紅白幕の染みに向かって左手で撃つ練習をおこなった。キーワードその3「ただの水が入った水鉄砲」ただの水にある細工をすることによって恐ろしい殺しの道具になる。キーワード4「水鉄砲のタンクに開いた不自然な穴」タンクに開いた小さな穴にあるものを入れて一瞬だけ殺しの道具に変えた。キーワードその5「止まった時計」心臓の悪かったオーナーの体にバッテリーライトの電気を駆け巡らせてショックを与えて殺したのだった。その時の影響で腕時計も止まってしまったのだった。

バッテリーライトのコードをタンクに開いた穴に押し込み、水鉄砲の中の水に電気を通わせた。そして、自分は感電しない様にゴム手袋をはめていた。そして、なによりの証拠に他のカメラマンが撮った映像にゴム手袋をはめ、照明のライトが消えている広田の映像が映っていた。ビールではなく水を使ったのもアルコールには不純物が多く含まれているため電気を通しにくいからだった。こうして、検死の結果、電気によるショック死だと言う事が分かり無事事件は解決したのだった。

製作スタッフ

  • 絵コンテ・演出:飯島正勝
  • キャラクター・作画監督:才木康寛
  • 美術監督:西田 稔
  • 音響監督:大熊 昭
  • 効果:庄司雅弘
  • 整音:大城久典
  • 制作担当:細谷 満・佐々木 博
  • 制作:東京ムービー
  • 協力:東京キッズ
  • プロデューサー:松元理人・水沼健二

声の出演

  • 神宮寺葉子:小山茉美
  • 江森:中村大樹
  • 広田孝一:梅津秀行
  • 松平オーナー:玄田哲章
  • 実況アナ:松本保典
  • 女性A:鈴木麗子
  • 報道関係者:高瀬右光
  • ナレーション:銀河万丈

へんてこ博物館~幸せの毒薬~

娘の貴子さんと姑の2人は食事に始まり、掃除、服装から子育てまで、家中のありとあらゆることで毎日のようにケンカばかりしていました。姑のいじめに耐えられなくなった貴子は、実家へ戻ろうと荷物をまとめていると、ある袋を見つける。中には白い粉が入った小ビンとメモが入っていました。メモには「この薬は毒薬です。一日3回使用すれば1週間で効果が現れます」と書いてあった。 その袋は貴子が嫁ぐ前の日に母から貰ったもの。

ついにいじめに耐えれなくなった貴子は、姑に毒を盛ってしまう。1週間もすれば死ぬのだからどんな嫌な小言にも笑顔で耐える貴子。そんなある日、姑から「いつも意地悪な事を言ってごめんなさい。こんな性格だから嫌なことを言ってしまうけど、これからもよろしくね」といって、着物を貰う。お互い誤解がとけ、仲直りをする2人だったが、明日が毒を盛って1週間目だということに気付く。とりかえしのつかないことをしてしまったと後悔してしまう貴子。だが、姑は一向に悪くならない。

不思議に思った貴子は毒薬を少し舐めてみる。すると、それは単なる塩だった。貴子は毒薬の事について母親に電話をする事に。すると、母親は「毒薬を使って、もしお姑さんがいなくなったら…と思ったら黙ってお姑さんの小言をなんでも聞いてあげることができたんじゃないの?お姑さんだって、文句をいいたくて言っているじゃないよ」と言った。その後、貴子は心を入れ替えてお姑さんを大切にしていった。

製作スタッフ

  • 総監督・絵コンテ・演出:やすみ哲夫
  • キャラクター:関 修一
  • 作画監督:高橋 昇
  • 美術監督:土橋 誠
  • 色彩設定:吉田 晴絵
  • 音響監督:小林克良
  • 効果:横山正和
  • 整音:田中章喜
  • 制作担当:松土隆二
  • 制作:シンエイ動画
  • 協力:べガエンタテイメント
  • プロデューサー:増子相二郎

声の出演

  • 館長:山崎美貴
  • 貴子:久川 綾
  • 姑:京田尚子
  • 貴子の母:翠 準子

鈴森なんでも相談所~外灯~

今にも倒産してしまいそうなスター電気の社長が、鈴森なんでも相談所に相談にきた。

所長の鈴森は、家の門の所に外灯を無料でサービスするように伝える。言われた通りに外灯を無料でサービスしていくスター電気の社長。だが、大赤字になってしまう。

しかし、鈴森所長のねらいは、家々に取り付けた外灯で、スター電気のロゴの地上絵を作っていたのだ。その宣伝効果は絶大で、マスコミに取り上げられスター電気は倒産をまぬがれたのであった。

製作スタッフ

  • 絵コンテ・演出:岡尾貴洋
  • キャラクター・作画監督:乙幡忠志
  • 美術監督:脇 威志
  • 色彩設計:西村省吾
  • 音響監督:早瀬博雪
  • 効果:松田昭彦
  • 整音:大石幸平
  • 制作担当:下田久人・長田明周
  • 制作:日本アニメーション
  • 協力:陸演隊
  • プロデューサー:早船健一郎・斉藤広行

声の出演

  • ナレーション:荘 真由美
  • 鈴森:宮澤 正
  • 幸次郎:道脇広行
  • 主婦:米村千冬

出題タクシー

平編集者の長尾。同僚から不思議なタクシーの話を聞く。それは、出題タクシーといって運転手が色々と問題を出してきて、全問正解をすると料金がただになるというものだった。しかも誰でも乗れるわけではなく30歳、男限定しか乗れなかった。そんなある日、町で出題タクシーに出会う長尾。乗ってみる事に…。しかし、乗ろうとすると免許証を見せろと言われる。30歳の長尾は乗ることができた。そして、運転手はさっそく問題を出してきた。「赤いぼうしをかぶると背が低くなるものは?」長尾は昔からなぞなぞには得意で簡単に答えることができ、全問正解する。料金が無料になり喜ぶ長尾に運転手は宿題を出してきた。

自分が好きな曲を10曲録音してきて欲しいというものだった。9曲まで録音した長尾は、最後の1曲を何にしようか悩んだが、昔、母さんが歌ってくれた想いでの曲を録音した。そして、出題タクシーの運転手に聞かせると、また料金を無料にしてくれた。そして、タクシーを降り際にまた宿題を出される。今度は料金が無料になるだけでなく賞金を出すとまで言ってきた。その、宿題の内容は弁当を作ってきて欲しいというものだった。おにぎりの中に自分が一番好きな具を入れてきて欲しいというものだった。長尾は自分の一番好きな卵焼きをおにぎりの中に入れてきた。運転手は、涙を流しながらうまいと言ってくれた。そして、ぜひ会ってほしい人がいると言って家まで来てくれといった。

家に行ってみると実は運転手は澤部財閥の社長だった。そして、会って欲しいといった人物は5年前に死んだ娘だった。長尾は、10年前に迷子になっていた少女を助けてあげ交番まで送ってあげたのだった。その時のお礼がしたくて、問題をだし娘を助けてくれた男を捜していたのだった。新聞や広告にだして捜そうとしも、お金目当ての他の男にとられるだけ…。出題タクシーという方法なら、口コミで噂は広がるし、料金が無料になるといえば、なによりまじめに答えてくれる。そして、ついに見つけることができたのだった。自分にとっては、本当に小さなことでも、相手にとっては忘れられない大きな喜びを与えることがある。出題タクシーとは、そんなステキな優しさから生まれた夢のタクシーだったのかもしれない。

製作スタッフ

  • 絵コンテ・演出:福島一三
  • キャラクター・作画監督:平岡正幸
  • 美術監督:松宮正純
  • 色彩設計:大平敬志
  • 音響監督:早瀬博雪
  • 効果:松田昭彦
  • 整音:大石幸平
  • 制作担当:小林正彦・池田純一
  • 制作:日本アニメーション
  • プロデューサー:早船健一郎・斉藤広行

声の出演

  • ナレーション:達 依久子
  • 長尾:山口勝平
  • 澤部一馬:小山武宏
  • 同僚:畑農智美
  • 執事:高塚正也
  • 澤部の娘:須藤祐実

全放送回別リンク一覧

全56回の全ての放送回ごとに、収録内容をまとめました。一部放送回にについては情報がありませんでしたが、それ以外は全ての内容をまとめてあります。是非ご覧ください。

#001~#010

#011~#020

#021~#030

#031~#040

#041~#050

#051~#056

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