【ドラマ・アニメ】週刊ストーリーランド短編作品 #044 平成13年2月15日放送分『手錠の謎』『思い出質屋』『三面記事太郎~空っぽの落し物、連続で交番に!~』『もどるパラシュート』

週刊ストーリーランド_放送回別解説_044 ドラマ、アニメ紹介
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手錠の謎

激しい衝撃の後、気がつくと主人公は自分が見知らぬ男と手錠に繋がれていることがわかった。しかし、その理由や現場の状況の認識は主人公には全く思い出せない。激しいショックで主人公の記憶は失われていたのだ。見知らぬ男は懐から警察手帳を取り出し「自分は刑事だ」と名乗り、主人公をスリの常習犯だという。そして列車での護送中に事故に巻き込まれ現在に至るという。

しかし人目を避け、パトカーの影に怯える男に疑念を感じた主人公は男の寝ているすきに懐から警察手帳を取り出し、写真をみた。写真の顔は全く知らない人物だった。一体誰が警察で誰が犯人なのか?そうこうしているうちに男は仲間と連絡を取りはじめた。男の嘘に薄々勘付いていた主人公はその内容を男から奪った警察手帳に書き記した。やがて仲間と合流した男は主人公を無理矢理車に乗せ、港の倉庫街へと連れて行った。この男はやはり警察ではなかったのである。

倉庫の中、男は主人公に銃口を向け引き金に手をかけた。その時主人公のメモから居場所を突き止めた警察が乗り込んできた。間一髪の所で死から逃れた主人公。パトカーのなかに保護された時、一人の刑事と顔を合わせた。そう…この男こそあの警察手帳の男であった。徐々に主人公の記憶が覚醒していく。そして自らが凶悪な連続殺人犯である事をはっきりと思い出したのである。主人公、本多圭一郎は刑事と名乗っていた男、杉崎とともに再び刑務所へと送り込まれるのである。

製作スタッフ

  • 制作:シンエイ動画
  • 協力:プロダクションIG
  • プロデューサー:増子相二郎
  • 総監督:やすみ哲夫
  • 絵コンテ・演出:川崎逸朗
  • キャラクター・作画監督:関口可奈味
  • 美術監督:松宮正純
  • 色彩設定:阿部なぎさ
  • 音響監督:小林克良
  • 効果:横山正和
  • 整音:田中章喜
  • 制作担当:松井正一・松家雄一郎
  • 脚本:平野隆宏

声優

  • 本多圭太郎:山路和弘
  • 杉崎:土師孝也
  • ナレーション:大友龍三郎
  • 吉川刑事:小西克幸
  • 内田刑事:小室正幸
  • 刑事A:山口嘉三
  • 作業員A:菅原淳一
  • 作業員B:小上裕通
  • 作業員C:長嶝高士

思い出質屋

会社からの突然の解雇通告をうけ、家族にそのことを言い出せずに路頭に迷う主人公。退職金も底を突き、家族の事を思うと何とかして金を作らないといけなかった。そんな時主人公は不思議な質屋と巡り合う。その質屋は思い出の詰まった品物を高値で預かってくれるのである。

婚姻届にサインした万年筆、受験の際、仲違いしていた父がわざわざ九州まで行き太宰府天満宮で買ってきたお守り、誕生日に娘から貰った牛乳瓶の蓋で作った腕時計。主人公はその金を元に再就職の道を必死に見つけた。そしてお金を貯め質屋に預けた品物を受け取りにやってきた。他人にしてみれば何の価値もない品々そんな物を高値で預かる質屋には秘密が隠されていた。

実は質屋の店主はそれぞれの品に込められたエピソードを元に小説を書いて出版していたのだ。そのためたとえ高額を出して預かった品が流れたとしても小説の印税で生活していけるのだった。その小説を質屋から貰い帰途につく主人公。その中には先ほど返したはずのお金が包まれていた。そしていい物語が書けた事に対するお礼の文章が… 主人公は質屋に深く感謝するとともに家族の愛を感じるのであった。

製作スタッフ

  • 制作:日本アニメーション
  • 協力:カネイプロ
  • プロデューサー:早船健一郎・斉藤広行
  • 絵コンテ:小林三男
  • 演出:岡崎ゆきお
  • キャラクター:山崎登志樹
  • 作画監督:高田三郎
  • 美術監督:鈴木朗
  • 色彩設定:杉本アヤ
  • 音響監督:早瀬博雪
  • 効果:松田昭彦
  • 整音:伊藤千明
  • 制作担当:黒木健二・緒方和英
  • 脚本:飛鳥ともみ

声優

  • 石川裕二:山本健翔
  • 質屋店主:藤本譲
  • 石川弘子:そのざきみえ
  • 父:小村哲生
  • 石川(学生時代):石川大介
  • ともみ:長田侑里乃

三面記事太郎~空っぽの落し物、連続で交番に!~

空でしかも新品、そんな落し物がその日に限って次々と交番に届けられた。交番の中は溢れんばかりの落し物の山、誰かがからかっているのか? いらつく主人公の警官。落し物を拾ったというポイントに印をつけていくとある場所へ繋がっていた。

そしてその終着点に向かうと一台のトラックが止まっていた。そこにいたチンピラ風の男を注意しようと詰め寄った時、いきなり扉が開き中の男が二人に向かい強盗と叫んだ。意味も分からずその二人を追いかける警官そしそのふたりを捕まえてしまったのである。実はこのお話、停車中のトラックを丸ごと盗んだ強盗から始まるのである。

まんまと成功したと思った強盗だったが実は後ろの荷台の中にはまだバッグ屋の店主が乗っていたのであった。バッグ屋の店主は自分のトラックが盗まれたのを知らせる為荷台の小窓から次々にバッグを捨てていたのである。運良く?強盗を捕まえた主人公。最後は記者に囲まれ、はじめから強盗か誘拐の匂いがしたと意気揚々であった。

製作スタッフ

  • 制作:日本アニメーション
  • 協力:陸演隊
  • プロデューサー:早船健一郎・斉藤広行
  • 絵コンテ・演出:岡尾貴洋
  • キャラクター・作画監督:岡村正弘
  • 美術監督:脇威志
  • 色彩設定:西村省吾
  • 音響監督:早瀬博雪
  • 効果:松田昭彦
  • 整音:大石幸平
  • 制作担当:下田久人・長田明周
  • 脚本:鈴木康弘

声優

  • 太郎:伊藤健太郎
  • 警官:竹本英史
  • 強盗A:松山鷹志
  • 強盗B:結城比呂
  • バッグ屋主人:宮澤正
  • 双子:小松由佳・町井美紀
  • ピザ屋:松山鷹志
  • 老婦人:小松由佳
  • 小学生:小松由佳
  • 子供:町井美紀

もどるパラシュート

主人公の老人は自分の人生を後悔していた。72歳になった今まで独身を通し、積極性に欠けた人生を… もう一度やり直したいそんな思いを常に抱いていた。そんなある日主人公は捨てられた子犬を拾う。子犬を抱いて歩いているとそこに謎の老婆が…店先には「もどる首輪」が置かれていた。子犬の為に首輪を買う主人公。その首輪をし、公園で子犬を遊ばせていると子犬は主人公が昔に失くした懐かしい物を次々に運んできた。

次に老婆に出会った主人公は「もどる蓄音機」を購入する。その蓄音機で子犬が拾ってきた懐かしのレコードをかけているといきなりレコードは逆回転、レコードは今流行のラップを流し始めた。その音楽が妙に気に入り主人公は、クラブへと出掛けるのであった。しかしさすがにクラブの中では転んでばかりの主人公、一旦クラブを出るとそこでまた老婆と出会った。そこで「もどるペンダント」を購入、再びクラブに戻るとペンダントの効力により押されても足を引っかけられても体が地面につく前に立ち上がるのだ。

その光景は最新のダンスステップとなり、若者の間でカリスマダンサーの異名を取る事に、そして格好までも若者風になっていくのだった。しかしいくら若者風の格好をしても中身は老人。本当の若さを取り戻したいと思っているとまたまた謎の老婆と出会う。そして「もどるパラシュート」を購入。飛行機から飛び降りる主人公、落下とともにみるみるうちに若さを取り戻していくそして地面についた時、主人公は猿になっていたのだ。しかし主人公は決して後悔はしていなかった。自由に野山を駆け回り体中に活力を感じていた。

製作スタッフ

  • 制作:東京ムービー
  • 協力:東京キッズ
  • プロデューサー:松元理人・水沼健二
  • 絵コンテ・演出:大庭秀明
  • キャラクター・作画監督:松岡秀明
  • 美術監督:西田稔
  • 音響監督:大熊昭
  • 効果:大城久典
  • 制作担当:細谷満・山崎茂夫
  • 脚本:東桂市

声優

  • 森下鉄:依田英助
  • 老婆:堀絢子
  • 若者A:陶山章央
  • 若者B:伊藤健太郎
  • 若者C:花輪英司
  • 若い女:柚木涼香
  • スタッフ:中博史

全放送回別リンク一覧

全56回の全ての放送回ごとに、収録内容をまとめました。一部放送回にについては情報がありませんでしたが、それ以外は全ての内容をまとめてあります。是非ご覧ください。

#001~#010

#011~#020

#021~#030

#031~#040

#041~#050

#051~#056

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