【ドラマ・アニメ】週刊ストーリーランド短編作品 #049 平成13年5月31日放送分『笑わない子供』『三面記事太郎~ストーカー女vsチカン男~』『大地を揺らす騎士』『ぼくたちの卒業式』

週刊ストーリーランド_放送回別解説_049 ドラマ、アニメ紹介
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笑わない子供

フリーターの千佳は金使いが荒く、カード破産寸前までに追い込まれていた。そんなある日、千佳のもとに月給100万円のベビーシッタ―募集のチラシが来る。千佳はすぐに連絡をとり募集先の家を訪れた。そこの奥さんは、すぐに千佳のことを気に入りベビーシッターをお願いされる。しかし、その世話をする赤ちゃんとは、人形だった。しかも、この奥様はこの人形の赤ちゃんを自分の本当の赤ちゃんだと思いこんでいる。

奥様は千佳に「3時ちょうどになったら散歩に行け」「赤ちゃんを入れる温度は39.0℃ちょうど」夜になると「赤ちゃんが泣いてるでしょ」と言って高い高いをさせられるなど千佳は精神的に追いつめられていく。そして、ついに我慢できなくなった千佳は、奥様に「あんたの子供は人形なのよ」と言って人形の赤ちゃんを海に投げすててしまう。すると、近所のおばさんから「赤ちゃんを殺した」といって警察に通報され逮捕されてしまう。しかも、海からは本当に赤ちゃんの死体が上がり千佳は「私が投げ捨てたのは、人形ではなく赤ちゃんだったの?」とわけがわからなくなる。

しかし、これは全て奥様が仕組んだ罠だった。奥様は夫が海外出張に行った直後に子供をあやまって殺してしまった。その罪をなすりつけるために千佳をベビーシッターとして雇ったのだった。そして、事前に赤ちゃんの死体を海に沈めておいて千佳が人形を海に投げ捨てる様に仕向けたのだった。しかし、千佳を監視するためにつけた監視カメラのテープが残っていて、そこにはベビーベットに寝ている人形が映っていた。人に自分の罪をなすりつけ、幸せに暮らそうとした奥様の計画は、自らの仕掛けた罠によりばれてしまったのだった。

製作スタッフ

  • 総監督:やすみ哲夫
  • 絵コンテ・演出:牛草 健
  • キャラクター:関 修一
  • 作画監督:丸山宏一
  • 美術監督:土橋 誠
  • 色彩設計:宮本陽子
  • 音響監督:小林克良
  • 効果:横山正和
  • 整音:田中章喜
  • 制作担当:松土隆二・武井 健
  • 制作:シンエイ動画
  • 協力:べガエンタテイメント
  • プロデューサー:増子相二郎・渋谷いずみ

声の出演

  • 千佳:愛河里花子
  • 奥様:高島雅羅
  • 夫:鈴置洋孝
  • ナレーション:石塚運昇
  • 隣人:竹口安芸子
  • 刑事:菅原淳一

三面記事太郎~ストーカー女vsチカン男~

毎朝朝刊を読みながら電車通勤している平凡なサラリーマンの主人公。この男は、いつも決まって自分の前に立つ美人女性のことが気になっていた。この美人女性は、毎日電車に乗ってくるとキョロキョロと男のことを探し、男を見つけると嬉しそうに歩いてきて、男の前に立っていた。毎日毎日この事が続いたため、男はこの美人女性の事をストーカーだと思っていた。

しかし、そんなある日、いつものように美人女性が男の前に立ったとき「もしかしたら、彼女は私の事が好きで、これは愛の告白ではないのか?」と思う。そして男は美人女性の気持ちにこたえるため、思いきって愛の告白をしようと立ちあがり美人女性の肩をつかむ。

「お嬢さん、あなたの気持ちはわかっています。実は私もあなたの事が…」しかし、次の瞬間…「キャーッ痴漢――!!」と女性は叫ぶ。そして男は、駅の警備員に連れて行かれてしまう。実は、この事件の真相は…この美人女性は男が次の駅で降りるのを知っていて、男が電車を下りたら、その空いた席に座るため、毎日男の前に立っていたのです。それを男は、女が自分に恋をしていると勘違いしてしまったのです。

製作スタッフ

  • 監督:岡尾貴洋
  • 絵コンテ:下田久人
  • キャラクター・作画監督:岡村正弘
  • 美術監督:脇 威志
  • 色彩設定:西村省吾
  • 音響監督:早瀬博雪
  • 効果:松田昭彦
  • 整音:佐藤千明
  • 制作担当:下田久人
  • 制作:日本アニメーション
  • 協力:陸演隊
  • プロデューサー:早船健一郎・斉藤広行

声の出演

  • 記事太郎:小野坂昌也
  • 中年男:里内信夫
  • 美人女性:池田ひかる
  • サラリーマン:田中大文
  • 学生:坂場秀夫
  • 男:大島将哉

大地を揺らす騎士

女優の松本恵理子の誕生パーティーの会場である事件が起こった。突然、甲冑の置き物が動き出し甲冑の持っている斧で松本は殺されてしまう。その地域は最近、地震が頻繁に起こりその地震のせいで倒れたのでは?と思われた。

しかし、神宮寺は、これは巧妙なトリックを使った殺人だと見破る。犯人は松本のマネージャーの男。まずこの男は松本に誕生日プレゼントとして変わったデザインのネックレスをプレゼントした。

そして、そのネックレスを付けた松本は鏡の前に立ち似合ってるかどうか見る。その鏡と一直線上に甲冑の置き物を置く。そして、鏡のある壁の中に巨大な力の電磁石を仕掛け、電磁石の磁力で甲冑を松本にぶつけたのだった。こうして神宮寺は見事に殺人トリックを見破り事件は解決した。

製作スタッフ

  • 絵コンテ:浜津 守
  • 演出:佐土原武之
  • キャラクター・作画監督:平山 智
  • 美術監督:本田 修
  • 音響監督:大熊 昭
  • 効果:庄司雅弘
  • 整音:大城久典
  • 制作担当:泉 岳男・斉藤直之
  • 制作:東京ムービー
  • プロデューサー:松元理人・水沼健二

声の出演

  • 葉子:小山茉美
  • 江森:中村大樹
  • 木村雅司:鈴木清信
  • 松本恵理子:横尾まり
  • 客2:小林優子
  • 客1:宇和川恵美
  • 客たち:山川亜弥・中田雅之・斉藤次郎

ぼくたちの卒業式

小さい頃、とても仲の良かった幼馴染の大輔と健一。しかし、小学校に上がり健一は塾通い。クラスもバラバラになったせいもあり、大輔と健一の間には少しずつ距離ができてくる。6年生になり、また健一と大輔は同じクラスに。しかし大輔は不良のような態度を取るようになり、ますます距離が離れていく。ある日、忘れ物を取りに大輔が放課後教室に戻ると、ストーブ当番の健一が一人で片付けをしていた。気まずい二人。意を決し大輔に話しかける健一。何気ない会話を交わす二人。そして教室の窓を健一が開けた瞬間、風でカーテンが舞う。

驚いた健一は火種のついた石炭をカーテンに落としてしまい、カーテンが燃え上がる。動けない健一。大輔は必死に自分のジャンバーで火を消そうとする。そこに人の声が…。大輔は健一に逃げろと言う。健一は私立の中学に行く事が決まっていて、この火事が健一のせいと分かったら入学を取り消されると思ったのだ。その場から逃げる健一。それから三ヵ月後の卒業式の日。健一は大輔に悪いと思いながらも、火事の事は誰にも言えずにいた。答辞を読む健一。その時健一の答辞を聞いて泣いている大輔の姿が目に入る。その瞬間健一の頭の中に、大輔と仲の良かった頃の思い出がよぎっていく。

答辞を読み終える健一。しかし頭を上げようとしない。ざわめく場内。その瞬間健一が皆の前で火事の真実を話し出す。驚く大輔。しかしそこでまた、大輔が健一のことをかばってしまう。何事もなかったかのように式は終わる。校門で待ち伏せしている健一。大輔を見つけあやまる。しかし大輔はそっけない。健一は大輔に自分の気持ちをぶつける。そんな健一を見て、大輔も自分の気持ちを健一に涙ながらに語る。これからもずっと友達だということを確認しあった二人だった。

製作スタッフ

  • 総監督・コンテ:やすみ哲夫
  • 演出:山本 寛
  • キャラクター・作画監督:池田和美
  • 美術監督:別宮篤幾
  • 色彩設計:高木理恵
  • 音響監督:小林克良
  • 効果:横山正和
  • 整音:田中章喜
  • 制作担当:八田陽子・大橋永晴
  • 制作:シンエイ動画
  • 協力:アニメーションドゥウ・京都アニメーション
  • プロデューサー:増子相二郎・渋谷いずみ

全放送回別リンク一覧

全56回の全ての放送回ごとに、収録内容をまとめました。一部放送回にについては情報がありませんでしたが、それ以外は全ての内容をまとめてあります。是非ご覧ください。

#001~#010

#011~#020

#021~#030

#031~#040

#041~#050

#051~#056

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