【ドラマ・アニメ】週刊ストーリーランド短編作品 #007 平成11年11月25日放送分『ほんとうの留守番電話』『約束した参観日』『いつかどこかでであった二人』

週刊ストーリーランド_放送回別解説_007 ドラマ、アニメ紹介
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ほんとうの留守番電話

丹下慎三郎(40)は、直木賞を目指す未だ独身の小説家。ある日、新しい留守番電話を買いにいく途中、怪しい老婆に出会う。老婆は「ほんとうの留守番電話」なる商品を売っていた。それを買った慎三郎は、早速部屋に設置するが、なんとその留守番電話には不思議な機能が備わっていたのだ。

泥棒が入れば犬の鳴き声を出して追い出し、寝坊すれば先方に「遅れる」と伝えてくれ、慎三郎の代わりに母親と会話までした。「ほんとうの留守番電話」とは「ほんとうに留守を守る電話」だったのである。そんな生活が続く中、ある日慎三郎は「生涯最高の作品」と自負する小説を書き上げた。

しかし、その原稿をファックスで送ろうとすると、なぜか留守番電話が送信してくれない。言い分を聞くと「つまらないから」だという。すると、留守番電話は代わりに自分が書いた原稿を送り始めたのだ…。その結果、送られた作品は直木賞を受賞してしまう。それからというもの、留守番電話が原稿を書き、慎三郎が電話の番をするようになった。

製作スタッフ

  • 絵コンテ:飯島正勝
  • 演出:飯島正勝
  • キャラクター:細山正樹
  • 作画監督:細山正樹
  • 美術監督:阿部泰三郎
  • 音響監督:大熊昭
  • 効果:庄司雅弘
  • 調整:大城久典
  • 制作:東京ムービー
  • 制作協力:東京キッズ

声の出演

  • 慎三郎:納谷六朗
  • 主婦A:近藤高子
  • 老婆:堀絢子
  • 泥棒:千葉一伸
  • 主婦B:渡辺美佐
  • 山本:大西健晴
  • 女の声:岡村明美
  • 母:達依久子

約束した参観日

5年前に妻を亡くしてから慎二は12歳の娘・栞(しおり)と二人暮らし。ある日、慎二は急な仕事でロスアンゼルスへ出張することが決まった。そのため、以前から約束していた「父親参観」へは行けなくなったことを栞に言う。栞は「大丈夫だ」と強がりを言うが、自分の部屋に入って一人になると声を殺して泣くのだった。参観日当日。「飛行機に乗り遅れそうだ」と焦った慎二は、空港へ向かう一台の車をヒッチハイクで捕まえる。車内の会話の最中、慎二は娘の参観日に行けなかったことを打ち明ける。すると「少しだけ小学校に寄りましょう。飛行機には絶対間に合うから」と運転手が慎二を誘う。

彼は慎二を乗せて栞の小学校へ向かう。やがて、学校に到着する。教室の前まで来た二人は、栞が父への感謝と励ましを書いた作文を読んでいるところへ出くわす。感動のあまり涙を流す慎二は、作文を最後まで聞いて教室をあとにした。栞は教室の窓から車に乗り込む慎二の姿を見つけると、「来てくれたんだ」と嬉しさのあまり涙を流す。慎二は、車の運転手に心から感謝し、名残惜しい気持ちで彼と別れた。空港のロビーに着くと、当然のことながら飛行機の搭乗時間は過ぎている。

すると、その時「飛行機の出発時間が遅れています」と場内アナウンスが…。それを聞いて、安心していた慎二の所へなんとさっきまで一緒にいたあの運転手が現れたのである。しかも、パイロットの制服を着て…。そして、運転手は一言「私はあなたの乗る飛行機の機長です」

製作スタッフ

  • 絵コンテ:福島一三
  • 演出:福島一三
  • キャラクター:熊谷哲矢
  • 作画監督:遠藤靖裕
  • 美術監督:阿部幸次
  • 音響監督:高橋秀雄
  • 効果:松田昭彦
  • 調整:佐藤千明
  • 制作:日本アニメーション
  • 制作協力:シナジージャパン、サテライト

声の出演

  • 栞:水谷優子
  • 慎二:田中秀幸
  • 車の男:津田英三
  • アナウンス:栗田ひづる
  • カウンター女性:山崎智子
  • 男の子:文月くん

いつかどこかでであった二人

大勢の人が行き交う東京の街中で、立花信也と佐藤理恵は出会った。2人はお互いの顔を見た瞬間、「以前どこかで会ったことがある」と思うのだが、いつどこで会ったのかがどうしても思い出せない。名前、経歴、肩書きなどを言い合っても一向に判明しなかった。

どうしても気になった二人は、それをはっきりさせようと考え、思い当たることを徹底的に探っていった。しかし、何を調べてみても真相は明らかにならず、何の手がかりもつかめないまま夜をむかえてしまう。食事をするためにレストランに入った二人は、ふと東京タワーを眺めた。

やがて、博多出身の立花と山形出身の理恵は修学旅行で初めて東京へ来た時の話で盛り上がりはじめる。その時、立花と理恵が、同じ日、同じ旅館に宿泊していたことが発覚。ついに二人はいつどこで出会ったいたかを思い出したのである。それは宿泊先の旅館でのこと…。トイレの個室に入った立花が鍵を閉め忘れ、同じ旅館に泊まっていた理恵がそのドアを開けてしまった時だったのだ。

製作スタッフ

  • 絵コンテ:奥脇雅晴
  • 演出:佐土原武之
  • キャラクター:香西隆男
  • 作画監督:平山智、相馬満
  • 美術監督:宮前光春
  • 音響監督:大熊昭
  • 効果:庄司雅弘
  • 調整:大城久典
  • 制作:東京ムービー
  • 制作協力:S・ジュニオ

声の出演

  • 立花:速水奨
  • 理恵:三石琴乃
  • マリ:熊谷二―ナ
  • サギ師:中原茂
  • 横山警部:塚田正昭

全放送回別リンク一覧

全56回の全ての放送回ごとに、収録内容をまとめました。一部放送回にについては情報がありませんでしたが、それ以外は全ての内容をまとめてあります。是非ご覧ください。

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#021~#030

#031~#040

#041~#050

#051~#056

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