【ドラマ・アニメ】週刊ストーリーランド短編作品 #024 平成12年6月29日放送分『奪われた宝くじ』『旅人と四人の小僧』『暗闇の悲劇』

週刊ストーリーランド_放送回別解説_024 ドラマ、アニメ紹介
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奪われた宝くじ

ひったくりの常習犯・ヒロシは、ある日老女からカバンを奪い去るが、中には宝くじの束くらいしかめぼしい物は入っていなかった。そして翌日、新聞にあの老女の死亡記事が載っていた。カバンをひったくった時に倒れて頭でも打ったのだろうか?目撃者がいないということなのでホッとしつつも、しばらくは身を潜めるヒロシ。

1週間たちそろそろ安心してきたころ新聞を見るとあの老婆から奪った宝くじの当選番号が出ており、調べてみると、なんと3億円に当選していた。大喜びするヒロシ。そこに1本の電話が。それは事件の目撃者と名乗る男からの脅迫電話で、なぜか奪った宝くじが3億円に当選したことも知っていた。恐れおののくヒロシ。しかもよく考えてみると、老女が宝くじの番号を控えていたら換金する際に逮捕される可能性もある。男は100万円の口止め料を要求してきた。ヒロシは男にその金額を仕方なく支払い、同時にブラックマーケットの人間を紹介してもらった。

なぜなら、この宝くじ、換金したくてもそこから足がつくので換金できないので、売る相手としてブラックマーケットを紹介してもらったのだった。ところが、ヒロシがその宝くじをブラックマーケットに売ろうとしたが売れなかった。なぜかというと、宝くじは本物だったが、当選番号が載っていた新聞が偽者だったのだ。結局、得をしたのはブラックマーケットを紹介してくれたあの男だけだった。

製作スタッフ

  • 絵コンテ:牛草健
  • 演出:牛草健
  • キャラクター:関修一
  • 作画監督:丸山宏一
  • 美術監督:土橋誠
  • 音響監督:小林克良
  • 効果:横山正和
  • 調整:田中章喜
  • 制作:シンエイ動画
  • 制作協力:ベガエンタテイメント

旅人と四人の小僧

一人の旅人が山道を歩いていたところ、神様になるために修行をしていた四人の、雨・火・大地・虫の神の弟子の小僧たちが、旅人のことを物陰から見つめていた。今までの修行の成果を試そうと、旅人の合羽を誰が脱がせることができるか賭けをすることになった。雨の小僧は雨を降らし、火の小僧は火をおこし、大地の小僧は大地を揺らし地震を起こし、虫の小僧は着物の中にノミを潜ませた。

四人とも全力を尽くしたが、旅人は合羽を最後まで脱ぎませんでした。そこに小僧達よりも、ずっとずっと上の位の天の神様が現れました。どうすれば旅人の合羽を脱がすことができるのか聞いてみると、自分の目で確かめるのだと言われ…。旅人は生まれ故郷の村の家の前に到着し父母と再会していた。父母と再会して安心した旅人は合羽を自ら脱いだ。

実は旅人は女だったのだ。女の一人旅は危険なので、決して合羽を脱がずに警戒したまま旅を続けていたのだった。小僧達が合羽を脱がせられなかったのは、相手のことを考えず自分勝手に無理矢理脱がせようとしたからだった。本当にやるべきことは彼女を安心させてやる事だったのだと神様から教わった。四人の小僧達は優しい心を持った立派な神様になれるよう、これからも修行に励もうと誓いを新たにした。

製作スタッフ

  • 絵コンテ:高橋滋春
  • 演出:高橋滋春
  • キャラクター:都築裕佳子
  • 作画監督:都築裕佳子
  • 美術監督:長尾仁
  • 音響監督:大熊昭
  • 効果:庄司雅弘
  • 調整:大城久典
  • 制作:東京ムービー
  • 制作協力:マジックバス

声の出演

  • ナレーション:鈴木弘子
  • 雨の小僧:皆口裕子
  • 大地の小僧:くじら
  • 虫の小僧:三田ゆう子
  • 火の小僧:杉山佳寿子
  • 旅人:松岡洋子
  • 神様:矢田稔

暗闇の悲劇

サンフランシスコの郊外、静まり返った夜、銃声が響く。パトロール中の警官がかけつけると、盲目の夫とその妻、そして死体になった妻の兄がいた。夫が「撃ったのは私だ」と言っている。夫はピアノの調教師、裕福とは言えないが幸せな生活を送っていたところ、会社をクビになった妻の兄が毎日のようにお金をもらいに来ていた。兄の横暴ぶりは日を追うごとに激しくなっていった。夫が盲目になったのも、兄との争いの中でのことだった。

ある日、妻が危険な目にあっていたのをかばい、夫は兄を撃ってしまったのだった。妻は警察に「盲目の夫が銃など撃てるはずがない、私が撃ちました」と言っている。夫が銃が撃てるかどうか検証実験が行われることになった。音を頼りに標的が撃てるかどうか、目覚まし時計を鳴らして、それを撃たせるというもの。命中したら夫は犯人になってしまうと妻は思い、もう一つ目覚まし時計を隠し持ち、その検証実験の場所に立っていた。

妻の目覚まし時計が夫の近くで鳴り、その音が近くに感じたので、妻の持っている時計を撃ってしまい、妻は死んでしまった。そして夫もすぐ自分の頭を撃ち、あとを追った。こうして夫婦はこの世から去ってしまったが、二人の愛は永遠に失われることはないだろう。

製作スタッフ

  • 絵コンテ:牛草健
  • 演出:横山広実
  • キャラクター:関修一
  • 作画監督:渡辺和夫
  • 美術監督:阿部泰三郎
  • 音響監督:小林克良
  • 効果:横山正和
  • 調整:田中章喜
  • 制作:シンエイ動画
  • 制作協力:イマジン

声の出演

  • フランク:田中秀幸
  • ナンシー:高島雅羅
  • リチャード:屋良有作
  • ナレーション:谷口節
  • 警官A:小山武宏
  • 警官C:小西克幸
  • 警官D:菅原淳一
  • 子供A:黒田弥生

全放送回別リンク一覧

全56回の全ての放送回ごとに、収録内容をまとめました。一部放送回にについては情報がありませんでしたが、それ以外は全ての内容をまとめてあります。是非ご覧ください。

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#031~#040

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#051~#056

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