作品概要:被害者遺族と加害者家族の問い
『残火』のテーマは「被害者遺族と加害者家族」です。物語は、14年前に起きた産院放火殺人事件の被害者遺族三名が、加害者の息子である湊川潤に誘拐されるところから始まります。取り調べを担当する警視庁の羽山圭司と高尾署の森垣里穂子に対し、湊川は加害者家族として歩んだ過酷な日々を語り、「殺人事件の加害者家族と被害者遺族──一つ選べと言われたら、あなたはどちらになりたいですか?」と問いかけます。二人が湊川の真意を掴めぬうちに、管内で新たな凶悪事件が発生し、物語はさらに深く展開していきます。
著者・辻堂ゆめさんの軌跡
辻堂ゆめさんは1992年神奈川県生まれ。東京大学在学中の2014年に『夢のトビラは泉の中に』で第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、翌年同作を改題した『いなくなった私へ』でデビューしました。2022年には『トリカゴ』で第24回大藪春彦賞を受賞し、2025年には第74回神奈川文化賞未来賞も受賞するなど、その活躍は多岐にわたります。

他の著書には『あの日の交換日記』『答えは市役所3階に 2020心の相談室』『サクラサク、サクラチル』『山ぎは少し明かりて』『二人目の私が夜歩く』『ダブルマザー』『今日未明』『ふつうの家族』などがあります。

読者からの大きな反響
発売前に実施された読者モニターからは、本作に対する熱い感想が寄せられています。ある読者からは、「加害者家族と被害者遺族、どちらになりたいかという問いが刺さって抜けない。どちらにもならずに済む人生でありたい。どんな立場の人の話にも耳を傾け、そこから真実に迫っていく森垣の活躍に釘付けとなった。最後の最後まで目が離せない」という声が聞かれました。
また別の読者からは、「読みながらうっすらと予想していた真相。そこで決着するのかと思われた残りわずかなところから、怒涛の展開が!ページをめくる手が止まらなくなりました。犯人を追い詰めたのは、叩いても反撃されない相手なら容赦なく叩きたいという暗い欲望。それは自分の中にも確実にあると感じました」といった感想が寄せられています。

書誌情報
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タイトル: 残火
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著者名: 辻堂ゆめ
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発売日: 2026年8月31日
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造本: 四六判仮フランス装
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ページ数: 384ページ
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定価: 2,200円(税込)
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ISBN: 978-4-488-02936-4
詳細情報はこちらで確認できます。
株式会社東京創元社
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所在地: 〒162-0814 東京都新宿区新小川町1-5
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