新たな読者層を獲得
本作は、伊坂幸太郎、江國香織、恩田陸、梨木香歩、町田そのこ、宮部みゆき、米澤穂信といった豪華作家陣が「夏」をテーマに短編を書き下ろした一冊です。一般的な文庫の読者層である40~50代に加え、20~30代の購入者が全体の2割を超え、既存の作家ファン層を超えた若い世代への広がりが見られます。
また、読者が併せて購入した書籍としては、小学館の文芸誌『GOAT Summer 2026』が1位になるなど、文学への関心が高まる中で新たな読者を呼び込み、「読書の入口」として文庫が再び機能していることを示す象徴的な現象となっています。
全編書き下ろしの奇跡の一冊
本書に収録されている短編は全て、ここでしか読むことのできない書き下ろし作品です。ミステリ、恋愛、ホラー、青春、ファンタジーと、多岐にわたるジャンルが詰まっており、どの世代の読者も楽しめる内容となっています。
タイトルに合わせた新カバーが登場
9月からは、タイトルにもなっている「プレゼント」をモチーフにした新しいカバーが登場しました。可愛いリボンと「50th Anniversary of “100 Books Selected by Shincho Bunko”」(「新潮文庫の100冊」50周年)の英字が入ったシーリングスタンプがあしらわれ、贈り物にぴったりのデザインに仕上がっています。

50周年を記念した特別表紙
カバーを外した本体の表紙にも特別なデザインが施されています。1976年に「新潮文庫の100冊」が始まった当時の小冊子をモチーフにしており、新潮文庫の長い歴史の中で、表紙を通常のものから変更したのは本書が唯一の例です。

7名の作家によるコメント
「夏」をテーマに短編を書き下ろした7名の作家から、執筆作品についてのコメントが届いています。

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伊坂幸太郎さん:長編として書いていたものを、短編として作り直しました。名探偵白河ヨフネの活躍を楽しんでいただけたら嬉しいです。
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江國香織さん:久しぶりに青春小説を書いてみたつもりですが、老人小説になったような気もします。しかし、あのあわあわとした夏の気配は感じられると思います。
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恩田陸さん:関根三きょうだいの高校時代を書き、懐かしさと少しのドキドキ、そして今はホッとしています。
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梨木香歩さん:小説執筆中、特定のフレーズが頭の中で回り続けました。小説自体は現代が舞台で、楽しんでいただけたら幸いです。
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町田そのこさん:イチゴアイスのような、花火の光のような、そんなひと夏の物語を書きました。
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宮部みゆきさん:ネット上のホラーやSFのフィクション、特にあの“財団”が登場する広大なシェア・ワールドの大ファンで、今回、その世界に敬意を表するささやかな短編を書けたことに感謝しています。
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米澤穂信さん:夏の意味が変わってきたと感じています。行楽だけでなく、涼しい部屋で文庫本を読むのもまた楽しい、そんな夏を考えてこの小説になりました。
目次と内容紹介

本書には以下の作品が収録されています。
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伊坂幸太郎「ウッドペッカー荘事件」:驚きと切なさが交差するミステリです。
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江國香織「二つの宇宙」:大学一年生の夏の夕方、永遠の時間がそこにはありました。
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宮部みゆき「真実のトランク」:暑さが記憶を呼び起こす、あの夏の出来事です。
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町田そのこ「きっとあの日の光と同じ」:甘くて苦い青春が迸る「コンビニ兄弟」シリーズ・スピンオフです。
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米澤穂信「無明」:夏をめぐる社会派ミステリです。
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梨木香歩「見越しのマツ」:家の向かいの屋敷が取り壊されたことをきっかけに、不思議な物語が動き始めます。
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恩田陸「伝説の季節」:心揺さぶる『六番目の小夜子』前日譚です。
書籍データ
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タイトル:プレゼント
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著者名:伊坂幸太郎/江國香織/恩田陸/梨木香歩/町田そのこ/宮部みゆき/米澤穂信
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発売日:6月24日(水)
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造本:文庫
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定価:825円(税込)
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ISBN:978-4-10-133257-4



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