「小説だからこそ」「デスゲームだからこそ」を突き詰めた一冊
荻堂顕氏は2020年に『擬傷の鳥はつかまらない』で第7回新潮ミステリー大賞を受賞しデビューしました。以来、ミステリを主軸にファンタジーや近未来SFなど多様なジャンルの作品を手がけ、高く評価されています。
最新作である長編6作目では、まだ誰も読んだことのない究極のデスゲーム小説が描かれています。
主人公は、誰にも愛されず父親のクレジットカードに頼って生きる43歳の男性です。彼がある日VR空間で謎の美少女「リメンバランス・スケール」と遭遇し、「無限の承認と愛が約束された永遠の美少女」になるための地獄のバトルロワイヤルに参加することになります。物語は世界を巻き込む壮大な事態へと発展していきます。
本作は、現代社会が抱えるリアルで多種多様な「痛み」や「弱さ」をフィクションの技法を通じて鋭く描き出しています。同時に、小説だからこそ、デスゲームだからこそ可能としたテーマ性とエンターテイメント性が最大限に追求された一冊です。
また、物語内では小説、漫画、アニメ、ゲーム、ネットミームなど、ゼロ年代以降を中心とした様々な固有名詞が“サンプリング”されており、唯一無二の世界観とグルーヴを生み出しています。ポップカルチャーを横断しながら現代社会の実相を描き出す、ハイブリッド文学の極北とも位置付けられる作品です。
「小説新潮」10月号で異例の冒頭先行掲載!
本作は、その内容が説明すればするほど謎に包まれていく作品です。そのため、10月28日(木)の発売に先駆け、「小説新潮」10月号(9月24日発売)にて、第一話と第二話にあたる冒頭150枚が一挙掲載されることになりました。連載や読み切り作品の掲載がメインとなる「小説新潮」において、書き下ろし作品の「先出し」は異例の取り組みです。この秋、話題必至の本作にぜひご期待ください。

書籍内容紹介
父親名義のクレジットカードを頼りに虚無を生きる「おれ」(43歳・無職)は、VR空間で突如謎の美少女と対峙します。名はリメンバランス・スケール。彼女曰く、ある「たたかい」に勝利すれば、報酬として「無限の承認と愛が約束された永遠の美少女」にしてくれるというのです。「おれ」は半ばヤケクソながら速攻で参戦を決めます。しかし、この先に現実を凌駕するクソゲーが待っているとは思いもしませんでした。
美少女志願者(カクレクマノミ)との死闘、厚生労働省・愛の再分配課の暗躍、ネオぶつかりおっさんとのぶつかり合戦、そして圧倒的孤独。比類なき才能が史上最大出力で解き放つ、恍惚と絶望のバトルエンタテインメントが爆ぜます。
著者紹介:荻堂 顕(おぎどう・あきら)
1994年生まれ。2020年、『擬傷の鳥はつかまらない』で第7回新潮ミステリー大賞を受賞しデビューしました。2023年には第二作の『ループ・オブ・ザ・コード』が第36回山本周五郎賞候補に。2024年には第三作の『不夜島』で第77回日本推理作家協会賞を受賞。第四作の『飽くなき地景』で第172回直木賞候補、第16回山田風太郎賞候補および第46回吉川英治文学新人賞を受賞しました。ほかの著書に『いちばんうつくしい王冠』などがあります。
書籍データ
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タイトル: あいされるためのたたかい
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著者名: 荻堂顕
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発売日: 2026年10月28日
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造本: 四六判並製
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定価: (税込)2970円
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ISBN: 978-4-10-353823-3



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