【第11話】壊れた万華鏡 -後編-

オリジナル小説作品
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成り行きで入社した会社はブラック企業だった。特に酷かったのは上司の限度を超えた言葉の暴力と人格否定。それだけではなく、自分の持ち物が無くなったり財布の中身が減っていたり。ついには自分の愛犬を失って亜衣は身も心もボロボロだった。

すべては上司の仕業だと思っている亜衣はとうとう会社を辞める決意をする。しかし、それでも身の回りで起きる不可解な出来事は止むことはなく、恐ろしい真実が明らかになっていくのだった。

報復の気配

マロンの一件があった後、亜衣はすぐに辞表を書いて会社に提出した。思ったよりもあっさり受理されたが、想定通り当月の給料とボーナスは無かった。しかし、もうこれで八木とも会うこともないと思った亜衣は、金銭的な事よりも精神的に解放された気がしたので、給料なんてどうでも良かった。今はただ、我慢の連続だった毎日から解放されたことがとりあえずの亜衣の慰めになっていた。

夏もそろそろ終わろうとしているころ、家の外ではセミの鳴き声がまだ聞こえていた。特にすることもなく家に籠る事が多くなり、亜衣はマロンを失った悲しみが大きく、あまり外出もしなくなっていた。やることと言えばテレビを観たり母の家事を手伝ったりと、自分に出来ることをしようと思った。それでも疲れ果てた亜衣の様子に、両親は無理をしなくていいからと亜衣を労った。

母に頼まれて、亜衣は近所のスーパーへ買い物に行くことになった。歩いて行ってもいいが、何となく自転車で行こうと決めた。久々の自転車は、吹き抜ける風が心地よかった。学生時代には毎日学校へ自転車で通ってはいたが、こんなに気持ちがいいものだと思っていなかった。むしろ、学校に行くまでの自転車に乗っている時間が嫌いだったくらいだ。

今まで働き詰めで、八木の管理下で縛られた生活をしていた亜衣は、昼間の時間帯に時計を気にすることなく過ごせることに何となくワクワクした。母に頼まれた買い物も別に時間が決まっているわけでもないし、帰りに寄り道をすることだってできる。買い物が終わったら、レンタルビデオでも見てみようと亜衣は考えていた。少しだけ頭を過ぎったのは、近所のレンタルビデオ店が双葉印刷の社屋から近かったことくらいだ。

買い物はネギと白菜、それから醤油を買った。それほどの荷物でもなかったので、亜衣は買い物袋を自転車のかごに入れて、例のレンタルビデオ屋へと自転車を走らせた。レンタルビデオ屋へ行く途中でクレープの出店があり、甘い匂いに誘惑されそうになったが、亜衣は仕事もしていないので今日は我慢だと自転車のハンドルを強く握りしめて耐えた。

レンタルビデオ屋は久々に来たので、以前立ち寄った時と比べると品ぞろえが大きく変わっていた。亜衣が好きだったのは、異世界転生もののアニメだった。現実世界と異世界が混合するストーリーと、その中で奮闘する主人公に自分を重ね合わせたりしていた。仕事をしている時はほとんど見る時間も無かったが、久しぶりに見てみようと思い2本手に取った。それからしばらく店内を物色していた。

会計を終えて店の外に出た亜衣は、辺りをキョロキョロ見回した。会社が近く、知っている人が居たらどうしようと思っていたわけではない。自分が乗ってきたはずの自転車が無いのだ。そんな筈は無いと思い暫く探していると、向かいのコンビニに自分の自転車があることに気付いた。何故だ。確かに自分は黄色い線で囲まれた駐輪スペースに停めたはずなのに。まさか。

とりあえず、買い物袋の中身には問題ないことを確認して、急いで自宅へと戻った。昼のサスペンスドラマを見ていた母にさっき会った出来事を話して聞かせた。『ねぇ、聞いて。さっき買い物の帰りにレンタルビデオ屋に行ったんだけどさ。』事の次第を話して聞かせたが、母は適当に相槌を打つだけで、テレビから目を離さなかった。さすがに自転車が勝手に移動することはないだろうと思われたが、誰の仕業なのかもわからないことも事実だった。

その日の夜は、何となく気持ちの悪さが収まらず、亜衣は借りてきたビデオを観る気にもならなかった。自分が停めたはずの自転車が移動していた理由と、それを動かした人物がいるという事。自分の気付かないところで理解できないことが起きている。双葉印刷で仕事をしている時と同じようなことが、仕事を辞めた今でも起きていることに亜衣は戸惑いを隠せなかった。

亜衣は、布団に入ってもフラッシュバックに寝付けずにいた。八木の叱責の声、持ち物が無くなった状況、それを誰にも相談できなかった日々。そして、マロンの突然の死。仕事を辞めることで断ち切ることが出来ると思っていた。それが、今でも続いているかのような状況に、次第に亜衣は八木の呪いか、はたまた生霊なのではないかと感じるようになった。

そう思うのは理由があった。総務部に相談に行った時に亜衣は一蹴されたが、その後八木には部下から指導の仕方について意見が上がっているという注意があったそうだ。以前パワハラで指摘をされている八木にとっては再び問題が起きれば定年間近で失うものは大きい。だから、誰が総務部に『チクったのか』という事に対して八木が憤慨していたという噂を聞いていたのだ。

もし亜衣の想定が正しいとすれば、自分が総務部に相談したことをきっかけに、元々目を付けていた亜衣の仕業と決めつけ、逆恨み的に嫌がらせをしているのではないか。そう考えると、持ち物が無くなったことや仕事で自分の身に覚えのないミスが多かったのも納得できる。もしそうだとすれば、仕事の枠を超えてマロンに手を出したのか。自転車の件も八木の仕業なのか。亜衣は、得体の知れない八木の思惑に恐怖するとともに怒りが込み上げてきた。

ノートの殴り書き

次の日の朝、亜衣はホームセンターへ車を走らせていた。監視カメラを購入しようと思ったのだ。一連の出来事に関連性があるのではないかと考え、それが八木の逆恨みだと亜衣は思っていたが、確定的な証拠がないことが大きな問題点だと感じていた。監視カメラに収めることが出来れば、有力な証拠となるのではないかと考えたのだ。自宅の庭に1つ、自分の部屋に1つ、自転車に取り付けるものを1つ購入した。

また、ホームセンターでノートを新しく購入した。亜衣は今まで起こったことを出来るだけ詳しく、日付も居れて記載して、これからは毎日起こったことを書いて日記の代わりにしようと思ったのだ。監視カメラと日々の記録があれば、何かしらで証拠になりうるし、きっと八木の関りを証明できる手掛かりが得られると考えたからだ。

自宅でやることが無いときには、例のレンタルビデオ店に通った。ビデオを借りることが目的ではなく、目の前の通りは双葉印刷に勤める社員全員が通る道だからだ。当然八木もその道を通ることになり、自宅へ帰る時も必ずそこを通ることになる。自転車を置いておくことで八木の行動を記録して、何かあった時に時系列を確認することが出来ると思った。

2週間ほど経った頃、亜衣は監視カメラのビデオを確認してみたが、特に何も映っておらず亜衣は落胆した。ノートを見返してみてもめぼしい記録はなく、ここ最近は特に何も起こっていないという事と共に、八木の関与を裏付ける証拠も得られていない状況だった。それどころか、もう会社を辞めたんだから、過去の事にこだわってないで前を向きなさいと両親から嗜められてしまった。

亜衣は、自分が被害者である事を明確にしたかっただけだ。それに誰かを傷つけているわけでもなく、誰かに迷惑をかけているわけではない。にも拘わらず、両親の言葉はまるで亜衣がやっていることを否定しているような言い方に聞こえた。一人自室で亜衣は考えた。もうこんな事をしても意味がないのか。いや、でもマロンが…。マロンの無念を晴らすために、八木の逆恨みを許してはいけない。亜衣は強くそう心に誓った。

ふと気づくと、左腕の手首に細い切り傷がある事に気づいた。いつの間にこんな傷がついたのだろう。最近、八木のことを追いかけるあまり、自分の身なりに気を回していなかったことを思い出した。きっとノートか何かで切ってしまったのだろう。それにしてもくっきりと傷がついている。こんな切り傷を気付かないほど八木のことを考えていたと思うと、亜衣は少し自分のことがおかしくなってフフッと笑った。

それから3日後、いつもの通りレンタルビデオ店を訪れた亜衣は、何も借りずに店の自動ドアを出た。亜衣はハッとした。自転車に自分のバッグを置いたまま自転車を離れてしまったことに気づいた。財布はポケットに入れていたので問題はなかったが、化粧ポーチやノートは入れたままだった。八木のことを考えすぎて忘れてしまったのかと思うと、少し自分のことが馬鹿馬鹿しくなった。

自宅へ帰って、自室でバッグの中身を整理していた亜衣は驚愕した。朝は何もなかったノートの表紙に、乱暴に書かれた文字があったからだ。そこには『脳なしのメス豚め。私の事は見つけられない』と書かれていた。亜衣はノートを手に持っていたが、手の震えと溢れてきた涙でその文字が読めなくなるほど恐怖を感じた。いつの間に。そして、誰がこんな酷いことを。きっと八木だ。さっき自転車に置き忘れた時だけ。そう考えるのが最も自然だと亜衣は思った。

決定的な事態が起きたことを両親に伝えたが、両親は言葉を濁して黙っているだけだった。自分の就職をあれだけ喜んでくれたのに、何故自分の被害に対して何も言ってくれないのか。先日嗜められた時にも、何か冷たいものを感じた。その時、亜衣は思い出した。自転車に置いていたノートに落書きがあるなら、自転車に取り付けたビデオカメラに八木の姿が映っているに違いない。シーンとしたダイニングを後にして、亜衣は自室へと急いだ。

しかし、驚くべき事にそこには何も映っておらず、いつもと同じレンタルビデオ店前の道路が延々と映し出されていただけだった。亜衣は肩を落としたが、ノートの落書きがあるなら十分証拠になる。明日は警察に行こうと心に決めて、白い壁に映った街灯の影を見つめながら眠った。

強行突破

警察署はそれなりに混んでいた。どうやら免許書き換えの受付が今日だったらしい。調べてから来るべきだったと思ったが、他にやることもない亜衣は、粗末なソファーが並べられた警察署のホールで順番が来るのを待っていた。順番を知らせる掲示板に亜衣の順番が表示されたので、『生活相談課』の窓口まで亜衣は向かうと、迎えてくれたのは婦人警官らしい40代くらいの女性だった。

『いや!!』

事の次第を説明して例のノートを取り出した亜衣は唐突に悲鳴をあげた。あの落書きを見せようと開いたノートに、新たな落書きが追加されているのだ。そこには『人のせいにしてるから見つからない』と書かれていた。さらに、自宅を写した写真がセロハンテープで貼り付けられていた。

もう我慢が出来ないと感じた亜衣は、警察署のガードマンの制止を張り切って自転車を走らせ、双葉印刷へと急いだ。もうこうなったら、直接八木を問い詰めるしかない。親も警察も、ビデオカメラも当てにならない。自分のことは自分で守るしかない。亜衣は息を切らしながらそんな事を考えていた。双葉印刷はセキュリティゲートなどが無い古い造りだったので、亜衣はそのまま営業部のある部屋へ向かった。さらにその奥にある部屋が部長室だったので、ドアを開けた亜衣は叫んだ。

『わたしの人生をどうしたいって言うの!?もう仕事を辞めたんだから何も関係ないでしょ!あなたが…』

亜衣は意気消沈した。以前はそこに踏ん反り返っていた八木の姿がなく、自分は誰もいない部屋で叫んでいただけだった。騒ぎを聞きつけた営業部の社員が何事かと亜衣に尋ねた。亜衣は今までの事を話して、直接文句が言いたくてきたと正直に話した。すると、亜衣に指導をしてくれていた例の先輩社員が話した言葉は、亜衣の想像を飛び越えていた。

実は、1週間前くらいに八木は帰宅途中に何者かに襲われて、背中を滅多刺しにされ亡くなったという。今は部長不在の状態で営業部は動いており、昨日葬式が済んだところだと言う。八木が死んだ?亜衣は訳がわからなくなってきたが、先輩社員からとりあえず退職した身なので外へ出るよう促された。しかし、納得できなかった亜衣はその場で暴れたため、警察に不法侵入と不退去で連行された。

亜衣は学生時代にも警察のお世話になっていたので、とりあえず一連の騒ぎは謝って正直に話そうと考えていた。そして、出来ることなら自分の被害を伝えて捜査の協力を依頼したいと考えていた。ところが、亜衣には気になったことがあった。軽犯罪や補導の場合、大広間のようなところに通されて事情を聞かれるが、亜衣が通されたのは所謂『取調室』だった。不法侵入と暴れた事は認めるが、そこまでオオゴトなのか、それとも学生じゃなく一応社会人だからなのか、亜衣は疑問に思った。

通された取調室で暫く待っていると、二人の警察官が部屋に入ってきた。一人は書類をたくさん抱えて亜衣の目の前の椅子に座り、もう一人は出入り口の所で腕組みをしてこちらをジッと見ていた。キョロキョロしながら黙っていると、目の前の警察官がゆっくりと口を開いた。

『千間亜衣さんですね?ご年齢は先ほど伺いました。住所はこちらで間違い無いですか?』

履歴書のように所定のフォーマットに自分の情報がボールペンで記載された紙を差し出しながら警察官はそう言った。亜衣は中身に目を通した上で、間違いありませんと返事をした。

『今日は、どうしてあの会社へ行かれたんですか?随分前に退職なさってますよね?』

亜衣は今日の行動に至る経緯を、入社後のタイミングから退社に至った理由、自分の家で起きたマロンのこと、ノートにあった落書きの事など、警察官がメモを取る速さに合わせて詳しく話した。

『なるほど。では、1週間前の19時頃、どこで何をしていましたか?』

この質問に亜衣は二つの違和感を感じた。一つは、今日の会社へ押しかけた事とどう言う関係があるのか、もう一つは、何故ピンポイントの時間を指定してきたのかと言うことが気になった。

『どうしてそんな事を聞かれなきゃいけないんですか?私は、あの会社の八木という男から嫌がらせを受けているんです!今日の事は反省しますが、元はと言えばあの男が嫌がらせをしているから悪いんです!』

亜衣は少し涙目になりながら警察官に言い放った。すると、目の前の警察官がもう一人に合図すると、取調室のテレビを付けて一本のビデオを再生し始めた。そこは、見た事のない道だったが、暗いので夜であろうということと、右下に日付のようなものが入っていて、先ほど警察官から聞かれた日にちと同じ日だった。暫くすると、暗い道を照らした街灯に一人の男の姿が見えてきた。よくよく見てみると、それはあの八木の姿だった。

犯人の顔

『これは信号機に取り付けられている防犯カメラの映像です。この後の映像に見覚えがありませんか?』

ドアの前で腕組みをしていた警察官が、表情を変えずに亜衣にそう言った。亜衣がまじまじと画面を見つめていると、次の瞬間の映像に亜衣は息を呑んだ。

なんと、道を歩いている八木の後ろから誰かが襲いかかり揉み合っていた。時折背後から忍び寄った人物の手にある凶器と思われるものが街灯に照らされてチラチラと光っていた。暫く揉み合った時、八木はバタンとその場に倒れて後ろに立っていた人物の顔が映像にはっきりと映し出された。それは、亜衣だった。

『え!?なんですかこれ?』

亜衣は警察官に問い詰めた。亜衣は退職してから八木とは会っていないし、だからこそ今日直接文句を言おうと双葉印刷を訪れたのだ。突然突きつけられたビデオの内容に亜衣は動揺を隠せなかった。

『千間さん、残念ですが、あなたは八木圭一郎さん殺害の最重要容疑者なんです。我々はあなたのご両親を参考人としてお話を伺い、下調べをしていました。』

警察の話はこうだ。八木が殺された夜、防犯カメラに映った映像から、亜衣が容疑者として浮かんできた。しかし、警察が自宅を訪ねた時は両親しかおらず、状況を話すと両親は最近の亜衣について警察に相談をしたらしい。その話によると、亜衣は仕事上での上司からの圧力を受け始めてからおかしくなってしまったと。譫言を言っているように独り言を話したり、深夜に外に出てみたり、自分の部屋で突然笑い始めたりと、その行動には両親も心配していたらしい。

仕事を辞めて暫くすれば落ち着くだろうと思っていたが、日に日に状況は悪化していった。ある日、夜に起きたと思ったら、外で愛犬の声が聞こえた。亜衣が部屋へ戻って眠りについたころ、両親が外の様子を見ていると愛犬のマロンがぐったりとしていたらしい。両親は二人で話し合い、亜衣も疲れて心が病んでいるんだろうとの話に落ち着いた。マロンは可哀想だが、亜衣も今までの事があるので、どのように対応したら良いか迷っていたとのこと。例の日の19時ごろは買い物から帰ってその後出かけたのを見たのが最後で、所謂『アリバイ』はわからないとのことだった。

『詳しい事は正式に検査を受けてからですが、千間さん、あなたは【解離性同一症】、所謂【多重人格】の可能性があります。』

ここまで話を聞くと、亜衣は呆然としていた。

自分は無理に仕事を続けていたことで、自分では気づかないうちにおかしな行動を取っていたのか。無くなったと思っていたペンも、財布から消えたお金も、かけがえの無い家族のマロンも…。全て自分でやってしまった事なのか。そして、八木もこの手で殺めてしまったのか。亜衣は『自分が知らない自分』の存在に戦慄した。

その時、締め切られていたドアが開いて、一人の婦人警官が慌ててドアを開けてこう言った。

『千間さんのご自宅が火事で、ご両親が亡くなりました』

なんと、取り調べと時を同じくして家宅捜索に向かっていた警察官の部隊が、轟々と燃え盛る亜衣の実家を目撃したという。近所の人からの通報ですでに消防車も到着し、辺りは大混乱となっていた。家の外に亜衣が取り付けた監視カメラが火の手から逃れており、中身を確認すると、ちょうど双葉印刷へ向かう少し前の時間に、亜衣が灯油を家に撒いて火をつける様子がしっかりと記録されていたらしい。

亜衣はそれを聞かされて膝から崩れ落ちた。学生時代から心配をかけていた両親にやっと就職したことで喜んでもらえたと思っていたが、上司からのハラスメントで自分は心を病んでいたのか。それがきっかけで、自分が気付かないうちに不審な行動をしており、マロンを犠牲にしただけでなく、もう両親もこの世に居ないとは。あの入社式の日を境に、亜衣の人生は大きく変わってしまった。

警察は、殺人と放火の容疑で亜依を逮捕し、精神鑑定を実施することにした。こうして、ハラスメントをきっかけに変貌してしまった亜衣の人生の歯車は行政と司法の手に委ねられることとなった。

取調室から別室へ移される時、亜衣は不敵な笑みを浮かべてケラケラと笑っていた。

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