「怖いけど尊い」青春ホラーBL小説コンテスト結果発表!大賞『夏の終わりに唄う歌』は書籍化決定、映像化・朗読劇化も検討へ

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コンテストの概要とテーマ

このコンテストは、「青春×ホラー×ブロマンスを掛け合わせた作品」を募集するもので、「極限状態のなかだからこそ、尊い関係性が光る物語」がテーマでした。恐怖や不安の中で育まれる、揺るぎない絶対的な絆を持つ二人を描いた作品が求められました。

審査では、「怪異や恐怖のなかで、二人の関係性が際立っているか」という点が重視されました。日常に潜む“違和感”の中で、関係性がどのように変化し、「尊い二人」になっていくのか、その過程が作品の深さに繋がると考えられています。多くの応募作品から、BLというジャンルが持つ幅広い可能性が感じられました。

コンテストの詳細はこちらで確認できます。
https://novema.jp/contest/bl-horror-collabo

大賞は『夏の終わりに唄う歌』がトリプル受賞

大賞には、なつさん著の『夏の終わりに唄う歌』が選ばれました。この作品は、大賞に加え、アスミック・エース賞、ちるちる賞も受賞し、トリプル受賞となりました。

受賞内容としては、スターツ出版からの書籍化が確約され、賞金30万円が贈呈されます。また、アスミック・エースにて映像化が検討されるとともに、ムビチケギフト3万円分が、ちるちるにて朗読劇化が検討されるとともに、ギフト券3万円分が贈呈される予定です。

『夏の終わりに唄う歌』あらすじ

祖母の葬儀をきっかけに、幼い頃に夏を過ごした水守町に帰ってきた高校三年生の優馬。本家のお屋敷で、密かに想いを寄せていた同い年の従兄弟であり神崎一族の次期当主・航大と再会して過ごすひと夏の物語です。

各社講評

アスミック・エース講評
水にまつわる怪異、土着信仰、血縁といった王道ホラーの怖さと、主人公二人の青春や恋心を描く青春BLの要素が見事に融合した作品でした。二人のもどかしい両片想いや掛け合いの可愛らしさ、怪異を経て徐々に距離が縮まっていく過程に尊さが詰まっています。周囲を取り巻く大人のサブキャラクターたちの関係性も魅力的で、夏の終わりの切なく懐かしい空気感や田舎町の風景など、伝承を活かした世界観も映像として見たいと思わせる要素が評価されました。読後感の爽やかな余韻も含め、今後の可能性を感じさせる作品として選出されました。

スターツ出版 BeLuck編集部講評
夏、田舎、良家の一族、そして水にまつわる不可思議な出来事という王道の設定に、オリジナリティのあるシーンがしっかりと詰め込まれており、読後の満足度が非常に高かったとのことです。特に、攻めが受けの浴衣を着付けするシーンと、受けが連れていかれそうになるところをキスで防ぐシーンが、BLファンの心をくすぐると評されました。両片想いの二人のやりとりに胸キュンしつつ、次々と起こる不気味な現象の原因が気になり、夢中になって読める作品です。二人の関係性が光る一方で、水にまつわるホラー設定がもう少し序盤から見られると、より世界観が明確になるように感じられたとのことです。全体を通して、二人のキャラクターが非常に魅力的で、満場一致の大賞となりました。

ちるちる編集部講評
じっとりとした田舎ホラーでありながら、コミカルなラブコメディ展開やノスタルジックな描写も織り交ぜられた、表情豊かな作品でした。添い寝や介抱など、BL読者の心をくすぐるシチュエーションに、この二人ならではのやりとりが盛り込まれており、最後まで一気に読ませる魅力があります。拗らせ両片思いなのが読者にだけバレバレなのもたまりません。心地よいテンポのセリフも印象的で、何気ない掛け合いから、それぞれの性格や二人の関係性が丁寧に描かれ、その場の空気感が自然と伝わってきます。周囲のキャラクターにも人間味が滲み、登場人物同士の掛け合いが生む独特の空気感を、朗読劇としても味わってみたいと感じられました。

その他の受賞作品

部門賞2作品

  • 『それでは、お先にごきげんよう』 灰鷹/著(ボーイズライフ部門)

  • 『“ “を満たして、あと何度。』 白檀/著(ボーイズラブ部門)

特別賞2作品

  • 『水に還る』 テヅカ/著

  • 『星蝕』 ちあき/著

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