作品の背景と魅力
本作は、執筆開始から7年という長い歳月をかけて完成した現代長編ミステリーです。文芸誌「STORY BOX」に2019年6月号から2023年8月号まで連載された作品を、大幅な加筆と全面改稿を経て刊行されました。かつて連載を追っていた読者にも、まったく新しい読書体験が届けられる内容となっています。
書店での反響
今回の「上半期ミステリー売上ランキング第1位」を獲得した三省堂書店では、発売時にオリジナル号外が配布されました。三省堂書店のWEBサイト「つながる本棚」では、各店舗スタッフの熱い感想コメントが掲載されており、作品への期待と興奮が伝わってきます。

書誌情報

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書名: ファイア・ドーム(上巻・下巻)
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著者: 辻村 深月
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定価: 各2,090円(税込)
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発売日: 2026年6月5日
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判型: 四六判上製
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頁数: 上巻464ページ、下巻432ページ
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発行: 小学館
著者コメント
辻村深月氏は、新刊『ファイア・ドーム』の発売に際し、以下のコメントを寄せています。
「連載に4年、改稿に3年。7年の歳月をかけて、皆さんのもとに送り出します。物語のテーマであり、主役は『噂』です。小説を準備する7年の間にも、現実では多くの事件が起き、小説の中で描いた噂の世界が現実と共鳴して揺らぐような感覚が常にありました。過去に起きたあの事件も、明日起こるかもしれないあの事件も。この小説が『今』を描けていると思っていただけたら、光栄です。そして、だからこそ、『今、読んでほしい』と願って、送り出します。どうぞよろしくお願いいたします。」
購入特典と特設サイト
全国の書店では、『ファイア・ドーム』上下巻を同時購入すると「クリアスリーブ」がプレゼントされます(なくなり次第終了)。配布書店一覧は特設サイトで確認できます。
特設サイトでは、あらすじ漫画、あらすじ動画、TVCM、5つのキーワード、登場人物紹介、冒頭30ページ大ボリュームの試し読みなど、多様なコンテンツが公開されています。特に、全国400名以上の書店員からの熱い感想コメントが注目されています。読む前の楽しみを損なわない「ネタバレなしページ」に加え、読後の高揚感を共有できる「ネタバレありページ」も用意されており、後者は作品を読み終えた方だけがわかるパスワードが必要です。

物語のテーマ
本作は、「人は、真実よりも面白い物語を選ぶ。」というテーマを掲げ、25年前の百貨店受付嬢誘拐殺人事件をめぐる「噂」が、いかに平穏な地方都市を揺り動かしたかを描いています。そして、その因縁が新たな事件を呼び起こす展開となっています。
「もう言われてるよ! どうせ、親が殺したんだろうって!」
言葉に怯み、気圧された。
目を見開き、絵梨を見つめる。赤い目で忠治を見つめ返す娘は、泣いてはいなかった。
「もう言われてる! 知ってる! この家が、二度もこんな目に遭うのはおかしいって、親や家族に絶対に何かあるって、みんな言ってる」
――本文より

著者紹介

写真/長田果純
辻村 深月(ツジムラ ミヅキ)氏は、2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビューしました。その後、『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞、『かがみの孤城』で第15回本屋大賞第1位を受賞するなど、数々の文学賞を受賞しています。著書に『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『朝が来る』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『嘘つきジェンガ』『この夏の星を見る』など多数あります。



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