物語のあらすじ
『鬼にきんつば 七つの刻鐘の幽霊』では、皆が恐れる北町同心・河原小平次と、霊が見える美貌の僧侶・蒼円の凸凹バディが再び活躍します。小平次は強面ですが、甘い菓子には目がなく、幽霊が大の苦手という意外な一面を持っています。彼の貸家に住む蒼円は、霊が見える異能の持ち主です。
物語は、暮七ツの鐘の音とともに家に現れる物言わぬ幽霊の謎から始まります。その幽霊が、本所で身元不明死体として発見された若い武士と同一人物だと知った二人は、人相書きを手がかりに足跡を辿り、死者の残した哀しき未練を解き明かしていくことになります。心優しい同心と異能の僧侶が、霊にまつわる謎を解く、大江戸人情ミステリーの第二幕が展開されます。
著者インタビューより
著者である笹木一氏は、図書館職員として勤務されています。作家デビュー後の周囲の反響については、職場での報告をまだしていないと明かしています。同僚の方々が厳しい書評をするため、半年以上も報告をためらっているそうです。
物語の構想については、身体を壊して休職中に「大好きな江戸時代が舞台の小説を書いてみよう」と思ったことがきっかけだといいます。散歩中に「自分は霊感が無くて、幽霊とか見えなくてよかった」と漠然と思ったことから、「江戸時代にも幽霊はいたはず、お化け嫌いの武士もいたはず……」と考え始め、本作のアイデアが生まれたと語っています。
著者インタビューの続きや第一巻の試し読みは、以下のリンクからご覧いただけます。
著者紹介:笹木 一(ささき いち)
東京都生まれ。図書館職員。『鬼にきんつば 坊主と同心、幽世しらべ』が日本ファンタジーノベル大賞最終候補となり、作家デビューを果たしました。同作で日本歴史時代作家協会賞・文庫書き下ろし新人賞候補にも選出されています。
書籍データ
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タイトル: 鬼にきんつば 七つの刻鐘の幽霊
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著者名: 笹木一
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発売日: 2026年4月22日
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造本: 新潮文庫
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定価: 737円(税込)
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ISBN: 978-4-10-106042-2



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