朝吹真理子氏の書き下ろし短篇小説『閉じた目』が限定300冊で登場、直筆シリアルナンバー入りで先行予約開始

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作品の概要

『閉じた目』は、岡山市を舞台にした物語です。古物商の可子が長持の中で眠る子供を見つけるところから物語は展開します。権威に阿る人々への憎悪、酩酊した夜、かつての空襲、そして農民一揆の渦中にいた声たちが可子に語りかけます。この小説は、格が下がることを恐れ、格上であることを示すために他者を傷つける人間の本質に迫る内容となっており、「岡山芸術交流2025 青豆の公園」の公式カタログとしても刊行されます。

特徴的な装幀と日英両訳

本書の装幀は、謡曲本を模した全頁袋綴の和綴本となっています。柔らかな感触とともに、小説の「声」を贅沢に味わえるよう工夫が凝らされています。表紙には人間の皮膚を思わせる色合いやシボのある紙が選ばれており、装幀家の仁木順平氏によって独特な世界観が表現されています。

さらに、竹森ジニー氏による英訳版「Eyes Closed」も収録されており、日英両訳で作品を楽しむことができます。

和綴じ製本のクローズアップ

朝吹真理子氏のコメント

朝吹真理子氏は、この小説がたくさんの「声」をたよりに生まれたと語っています。装幀については、執筆前から謡曲本の姿が自然と浮かんでいたと述べ、和綴本の形態が「声」が文字になった本として理想的だったと振り返っています。また、日英両訳で出版されることについても喜びを表明しています。

開かれた和綴本のページ

書籍情報と先行予約について

『閉じた目』の仕様は以下の通りです。

  • 仕様: A5変小(143×210mm)112頁

  • 本文: 14Q39字×15行組

  • 造本: 和綴題箋貼り、本文小口袋綴

  • 特典: 著者直筆シリアルナンバー入り

  • 定価: 3,200円(税・送料別)

  • 部数: 限定300部

  • 発売日: 2026年8月26日(水)

  • ISBN: 978-4-10-328464-2

本書は限定300部のため、おひとり1冊まで、申込先着順での販売となります。限定数に達し次第、販売は終了となりますのでご注意ください。発売日以降、順次発送される予定です。

先行予約の詳細は、新潮ショップをご確認ください。

著者紹介:朝吹真理子(あさぶき・まりこ)

1984年東京生まれ。2009年に「流跡」でデビューし、翌年には同作でドゥマゴ文学賞を最年少で受賞しました。2011年には「きことわ」で芥川賞を受賞しています。その他の著書には『TIMELESS』、エッセイ集『抽斗のなかの海』、『だいちょうことばめぐり』(写真・花代)、『信号旗K』などがあります。

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