八木詠美氏の芥川賞候補作『アンチ・グッドモーニング』が6月29日に発売されます

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作品概要

『アンチ・グッドモーニング』は、ポジティブ至上主義の現代社会に反逆する“不眠”アドベンチャー小説です。

『アンチ・グッドモーニング』書籍カバーデザイン

主人公の女性会社員・野上は8か月もの間不眠に悩まされ、「眠れるなら死んでもいい」とまで考えるほど自分を見失っています。彼女が働く会社は健康志向で、「ウェルビーイング」を追求するため、チャットの即レスや常にポジティブなスタンプの使用、批判よりも解決力を重視するといった社内ルールが徹底されています。

自宅でも、優しい夫が「一緒に不眠を治していこう」と丁寧な食事を押し付けたり、癒やしのレンタルニワトリ「チャッピー」を借りてきたりしますが、不眠は改善しません。そんな中、会社のeラーニング動画で出会った講師・出冬覚から「魂を少しいただければ、あなたを眠れるようにして差し上げましょう」という契約を持ちかけられます。

全国書店員からの共感と絶賛の声

本作は全国の書店員から多くの共感と絶賛の声が寄せられています。

  • 「眠れる小説が読みたいんじゃない。眠れない私を受け入れてくれる小説を求めているんです。そしてこれがまさに私が求めていた小説。」――未来屋書店碑文谷店 福原夏菜美さん

  • 「眠るために悪魔に魂を売り飛ばしてでも眠りたい!なんとかしても眠りにつきたいと思う日、そんな日が私にもあります。眠れない現代人に読んで欲しいです。」――くまざわ書店調布店 山下真央さん

  • 「わかるわかる、の連続の中で、野上の会社のブラックさに怒り沸騰。」――精文館書店中島新町店 久田かおりさん

  • “「あなたのため」という顔をした社会的な正しさに違和感を抱き、抗っていく主人公の姿はすこぶる爽快で、いつの間にか自分が作っていた殻までも破ってくれる一撃をもらいました。”――紀伊國屋書店新宿本店 新井沙佑里さん

『アンチ・グッドモーニング』は、デビュー作『空芯手帳』で偽装妊娠という静かな嘘を、第2作『休館日の彼女たち』では閉ざされた美術館を舞台に心の避難所を描いた八木詠美氏による、現代を生きる会社員ならではの「苦悩あるある」が詰まった最新作です。自分を管理しようとする「ポジティブ」の包囲網に怒った女性が、漂白された現代社会から脱出を試みる“不眠”アドベンチャー長編として、期待が高まります。

著者紹介

八木詠美氏は1988年長野県生まれの作家です。

八木詠美氏ポートレート

2020年に「空芯手帳」で第36回太宰治賞を受賞しデビューしました。『空芯手帳』は世界26の国・地域で翻訳が進み、英訳版“Diary of a Void”はニューヨーク・タイムズやニューヨーカーで書評が掲載されるなど高い評価を得ています。2024年には『休館日の彼女たち』で第12回河合隼雄物語賞を受賞しています。

書誌情報

『アンチ・グッドモーニング』書籍カバーデザイン

  • 書名:アンチ・グッドモーニング

  • 著者:八木詠美

  • 仕様:46判/上製/184ページ

  • 発売日:2026年6月29日

  • 定価:1,870円(本体1,700円)

  • ISBN:978-4-309-03275-7

  • 装丁:川名潤

  • 書誌URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032757/

電子書籍も近日中に発売予定ですので、詳細は各電子書籍ストアにてご確認ください。

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