遠坂八重氏の最新長編ミステリー『白色光の影を浚う』が発売
「どうすれば、自分の罪から逃れられるだろう──」という問いかけから始まる、遠坂八重氏の最新長編ミステリー『白色光の影を浚う』が、2026年5月11日に祥伝社より発売されました。『死んだら永遠に休めます』(朝日新聞出版)で注目を集めた著者が贈る、苦しくも温かい感涙必至の作品です。

物語のあらすじ
物語は、6年前に7歳の少女が車に轢かれて亡くなったという悲劇から始まります。鎌倉の名門・冬汪高校に通う滝蓮司と卯月麗一は、学内便利屋「たこ糸研究会」として活動しています。ある日、二人は一年生の曽我朝美から奇妙な相談を受けます。朝美は長年、部屋に閉じこもる幼馴染・新藤文乃とドア越しに対話を試みてきましたが、最近、部屋の中から聞こえる生活音や差し出されるメモの筆跡が、文乃のものではないというのです。
調査に乗り出す二人ですが、文乃の引きこもりの原因が6年前の交通事故であることを聞くと、麗一の態度が一変します。その事故には、麗一の父親が関わっていたからです。事故に関わる人々の過去と現在が交錯する中で、衝撃の真実が明らかになっていきます。つらい記憶に向き合う痛み、そしてその先にある光を描く物語です。
著者・編集者からのメッセージ
遠坂八重氏は本作について、「初めて描くことができた感情がたくさんつまった、私自身、とくに思い入れの深い大切な一作です。一人でも多くの方にお読みいただけたら嬉しいです」とコメントしています。
担当編集者も、「はじめて原稿を読んだとき、ものすごい物語に出会ってしまった、と思いました。一人の少年が背負うには重すぎる運命と、彼がもう一人の少年と出会い育んだ絆、そして事故の裏に隠された嘘と罪。そのすべてがつながり、この物語が本当に伝えたかったメッセージが浮き彫りになる終盤は圧巻です」と、作品の魅力を語っています。

シリーズ作品としても楽しめる
本作は、第25回ボイルドエッグズ新人賞を受賞したデビュー作『ドールハウスの惨劇』に続くシリーズ3作目であり、探偵の男子高校生コンビが登場します。シリーズファンはもちろんのこと、本作から読み始めても十分に楽しめる内容となっています。
著者紹介
遠坂八重(とおさか・やえ)氏は神奈川県出身で、早稲田大学文学部を卒業されています。2022年に第25回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し、『ドールハウスの惨劇』(祥伝社)でデビューしました。その他の著書には、シリーズ2作目の『怪物のゆりかご』のほか、『死んだら永遠に休めます』(朝日新聞出版)、『廃集落のY家』(角川春樹事務所)があります。
書籍情報と関連リンク
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 著者名 | 遠坂八重 |
| 発売日 | 2026年5月11日 |
| サイズ | 四六判 |
| ページ | 344頁 |
| 定価 | 1800円+税 |
| ISBN | 9784396636944 |
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