夜間保育園を舞台にした心温まる物語
本作は「夜間保育園」を舞台に、厳しい社会の中で懸命に生きる親子たちと、彼らに寄り添い支える保育士たちの姿を描いています。医療従事者やシングルマザー、深夜に働く外国人など、夜に働くさまざまな親が子どもを預けに訪れる夜間保育園の現実が、繊細な心理描写とともに紡ぎ出されています。
著者の菰野江名さんは、2022年に『つぎはぐ、さんかく』で第11回ポプラ社小説新人賞を満場一致で受賞しデビューしました。その温かみのある筆致と心理描写は高く評価され、今最も注目される新人作家の一人です。
菰野さん自身も子育て中の母親であり、育児と仕事の両立に悩む実体験から、「眠らない街で働く人を支える保育園」をリアリティをもって描きたいという強い思いが本作執筆のきっかけになったと伝えられています。子育て中の今だからこそ書ける感情や、子どもたちのリアルな表現を取りこぼしたくないという著者の思いが込められた作品です。
物語のあらすじ
夜に眠れなくなり、体調を崩して退職した保育士の文乃は、昼夜逆転した生活を送ることで体調が安定し、夜間勤務のある「つづきの保育園」で働くことになります。24時間営業のこの保育園では、飲食業界、医療関係者、夜の仕事、シングルマザー、深夜手当で生計を立てる外国人など、さまざまな事情から夜に働かなければならない親たちのために“夜間保育”が行われています。
文乃は、厳しい現代社会の中でも懸命に子育てする親と、親をひたむきに愛する子どもたちに対し、その力になりたいと願い、真摯に向き合っていきます。
著者・菰野江名さんからのメッセージ

菰野江名さんは、本作に込めた思いを次のように語っています。
「紛れもない現実を抱える親と、そんな親を手放しで愛する子どもたち。彼らを支える保育園が、今この夜も、小さな命を守っています。そんな保育園の存在を知っていただくと同時に、私たちもまた、かつては守られる子どもであったことをこの小説で思い出していただけると嬉しいです。」
書店員さんからも感動の声ぞくぞく!
発売前から多くの書店員の方々から感動の声が寄せられています。その一部をご紹介します。

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「長い夜を子どもたちが安心して過ごすことができる場所がある、どんなにか大切なことだろう。もっともっと知られてほしい。その足がかりにこの本がなったら良いなと思う。」(丸善 ヒルズウォーク徳重店 熊谷由佳さん)
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「この小説はかつて子どもだった人、子育てをしている人、すべての人を優しく包み込んで、愛してくれている。そうなんだよ、そうなんだよと涙が出ていた。」(ジュンク堂書店 滋賀草津店 山中真理さん)
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「子どもたちはもちろん、大人たちも、守られ寄り添い受け止めてもらう、誰かの存在が必要なのだと思います。」(未来屋書店 加西北条店 尹 悠子さん)
著者プロフィール
菰野江名(こもの・えな)さんは1993年生まれ、三重県出身で東京在住です。『つぎはぐ、さんかく』(『つぎはぐ△』より改題)にて、選考委員の満場一致で第11回ポプラ社小説新人賞を受賞しデビューしました。他著書に『さいわい住むと人のいう』があります。柔らかな筆致や胸を刺すような心情表現、構成の妙が話題となっています。
書籍情報

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タイトル:『まどろみの星たち』
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著者:菰野江名
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定価:1,980円(税込)
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発売:2026年3月
この心温まる感動作をぜひお手にとってご覧ください。



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