高殿円氏の新作小説『せどりの女王』が発売、氷河期世代の人生逆襲を描く

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逆境に立ち向かう氷河期世代の物語

著者の高殿円氏は、「上流階級」シリーズや「トッカン」シリーズで知られています。本作の主人公は、高殿氏と同じ神戸出身で、高校3年生の冬に阪神・淡路大震災を経験し、その後就職氷河期に直面するなど、厳しい時代を生きてきた世代です。そのような主人公が逆境に立ち向かい、自らの人生を切り開いていく姿は、同世代が抱えるやるせなさを晴らし、読後に爽快感をもたらすと評価されています。仕事の現場をリアルに描いたエンターテインメントであると同時に、厳しい時代を生きる人々を励まし、元気を与える一冊となっています。

氷河期世代に届けたい熱意

著者は、「報われない思い」を抱えてきた氷河期世代に届けたいという熱意から、本作を執筆したとのことです。物語では、短大卒で入社した会社がすぐに倒産してしまった主人公・遠火(とおか)が、逆境の中から這い上がっていく姿が描かれています。また、中卒で将来に希望を持てずにいた左千夫(さちお)が遠火との出会いをきっかけに、自らの人生を取り戻していく過程も大きな見どころです。単なるお仕事小説にとどまらず、人生の壁に直面している人々へ向けた力強いエールが込められた作品です。

書店員から絶賛の声、続々

本作は、すでに多くの書店員から絶賛の声が寄せられています。

  • 「とてもスカッとする読了感の作品でした。ブランゴールが本当に存在するなら、今すぐ転職を考えるレベル(笑)」
    未来屋書店岡山店 水田奏絵さん

  • 「搾取され続けた側の呪いのことばにひりひりするけれど遠火の怒りが突き抜けてすがすがしい」
    書泉ブックタワー 山田麻紀子さん

  • 「なんて胸熱!ラストは涙が止まらなかった」
    未来屋書店名取店 髙橋あづみさん

『せどりの女王』あらすじ

使い古したブランドのバッグや財布を新品に近い状態にして再販売する「せどり」。そのブランド品の中古販売会社の社長を務める遠火はインスタライブで突如、「わたし、ずっと殺したい奴がいる」と発言し、自分の人生を壊してきたかもしれない相手への復讐を誓います。情報提供者に1億円を配ることで、SNSは加熱。そんな中、遠火は行方をくらまし、社内は大パニックとなります。果たして彼女の本当の狙いとは何でしょうか。

著者紹介

高殿円氏

高殿 円(たかどの・まどか)氏は兵庫県生まれで、2000年に角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビューしました。2013年には『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を、2023年には『グランドシャトー』で第11回大阪ほんま本大賞を、2024年には『忘らるる物語』で第23回センス・オブ・ジェンダー賞を受賞しています。その他の作品に「トッカン」シリーズ、「シャーリー・ホームズ」シリーズ、「上流階級」シリーズなどがあります。

書誌情報

せどりの女王 書籍カバー

  • 書名:せどりの女王

  • 著者:高殿 円

  • 定価:2,310円(税込)

  • 判型・製本・頁数:四六判・並製・368ページ

  • ISBN:978-4-569-86117-3

  • 発行:PHP研究所

  • 発売日:2026年6月23日

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