現代日本文学の軌跡をたどる大著!阿部和重氏の32年間の思考を集成した『阿部和重覚書 1990年代-2020年代』が本日発売

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装丁を手がけた常盤響氏のコメント

本書の装丁は、著者の盟友でもある常盤響氏が担当されました。常盤氏は、1997年の阿部和重氏の小説『インディヴィジュアル・プロジェクション』で初めて装丁の仕事を手がけたと語っています。今回の特大ボリュームの書籍を担当できたことに対し、「後にも先にも、この厚さの書籍を装丁することはないでしょう。素直に、カッコイイ本ができたなぁ!と思っています。」とコメントを寄せています。

書籍『阿部和重覚書 1990年代-2020年代』のコラージュデザイン

書き下ろし「序」をWeb河出にて無料公開中

本書の発売を記念して、新たに書き下ろされた「序」がWeb河出にて無料公開されています。あらゆる角度から真実の歪みを凝視し、警鐘を鳴らし続けてきた作家の思考の入り口を、ぜひこの機会にご覧ください。

「鈍器本 阿部和重覚書」のボリュームを強調するコラージュ

Web河出『阿部和重覚書』「序」無料公開URL:
https://web.kawade.co.jp/tameshiyomi/202493/

多岐にわたる収録作品のラインナップ

本書には、「創作について」「現代映画と疑似ドキュメンタリー問題」といった文学・映画批評から、「大江健三郎」「蓮實重彥」「中上健次」などの作家論、さらには「漫画覚書 コマの外ではなにが起きているのか」(あだち充、頭文字D、ヤンキー、監獄学園など)や「アイドル」「音楽/映画覚書」といった幅広いテーマの文章が収録されています。阿部和重氏が32年間にわたり見つめ続けた、映画、文学、漫画、音楽、アイドル、事件報道など、多様な文化事象への洞察が詰まっています。

「物語」と「現実」を巡る思考の記録

収録された文章を通して繰り返し問われるのは、「物語はどのように現実を形づくるのか」「現実はどのように物語化されるのか」という問いです。日常的に分断が生じ、言葉や情報を安易に信じることができない現代において、本書は私たちが生きる「いま」を理解するための確かな知見と、切実な思考の記録を提供しています。

著者紹介

阿部和重(あべ・かずしげ)
1968年、山形県生まれ。1994年「アメリカの夜」で群像新人文学賞を受賞しデビュー。1999年『無情の世界』で野間文芸新人賞、2004年『シンセミア』で伊藤整文学賞・毎日出版文化賞、2005年『グランド・フィナーレ』で芥川龍之介賞、2010年『ピストルズ』で谷崎潤一郎賞を受賞しました。その他、『キャプテンサンダーボルト』(伊坂幸太郎氏との共著)など多数の著書があります。

書誌情報

書籍『阿部和重覚書 1990年代-2020年代』の書影

  • 書名:阿部和重覚書 1990年代-2020年代

  • 著者:阿部和重

  • 仕様:46判変形/上装/724ページ

  • 発売⽇:2026年3⽉27日

  • 税込定価:4,950円(本体4,500 円)

  • ISBN:978-4-309-03255-9

  • 装丁:常盤響

商品ページ:
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032559/

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