『舟を編む』刊行15周年、多岐にわたるメディア展開
三浦しをん氏による第12回本屋大賞受賞作『舟を編む』は、2011年の刊行から15年を迎えます。この作品は、老舗出版社の辞書編集部が奮闘する姿を描いたもので、これまでに映画化(2013年)、アニメ化(2016年)、コミカライズ(2017年)、テレビドラマ化(2024年)と多岐にわたるメディア展開がされてきました。2026年3月現在、単行本30刷、文庫版28刷、電子書籍を合わせて約172万部を超える発行部数を記録し、多くの読者に愛され続けています。
単行本デザインを文庫サイズに、期間限定特別カバー版が登場
この度、『舟を編む』の単行本デザインを文庫サイズにした、期間限定特別カバー版文庫が発売されます。

主人公の馬締光也たちが作る辞書『大渡海』の装丁を模した、夜の海のような濃い藍色に輝く銀の箔押しが美しいデザインは、文庫版を既に持っている方も手元に置きたいと購入する方が多いとのことです。そのため、単行本としても版を重ね続けています。
今回の特別カバー版文庫は、『大渡海』風のデザインを文庫サイズにし、さらに作中にも描写される「月光のごとき淡いクリーム色」の帯にも銀の箔押しが施された美しい一冊となっています。
この期間限定カバーは、2026年3月から2027年1月末までの出庫が予定されていますので、全国の書店店頭でぜひ手に取ってみてください。
雲田はるこ氏イラストのスペシャルしおりを封入
特別カバー版文庫には、連載時(女性月刊誌「CLASSY.」/光文社刊)のタイトルロゴ(イラスト/雲田はるこ)をあしらったスペシャルしおりが全冊に封入されています。

また、巻末には通常版文庫と同様に、岩波書店辞典編集部の平木靖成さんによる解説と、馬締が香具矢さんに贈った恋文の全文紹介が掲載されています。

『舟を編む』作品紹介
老舗出版社玄武書房の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭い感性を買われ、辞書編集部に引き抜かれました。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、馬締と編集部の面々の長い旅が始まります。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち、そして馬締が出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ、本屋大賞受賞作です。
著者紹介:三浦しをん氏
1976年東京都生まれ。2000年に『格闘する者に○』でデビューされました。主な受賞歴は以下の通りです。
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2006年:『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞
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2012年:『舟を編む』で本屋大賞
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2016年:『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞
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2019年:『ののはな通信』で島清恋愛文学賞、河合隼雄物語賞、『愛なき世界』で日本植物学会特別賞
書誌情報
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タイトル:舟を編む
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定価:800円+税
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頁数:352p
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装画:雲田はるこ
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装幀:大久保伸子
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発行:光文社
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販売期間:2026年3月~2027年1月末までの出庫を予定



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