皆川博子氏の最新長篇『ジンタルス RED AMBER』が発売
株式会社河出書房新社は、作家・皆川博子氏の最新長篇小説『ジンタルス RED AMBER』(税込価格3,960円)を2026年5月27日に発売いたしました。季刊文芸誌「文藝」で2023年冬季号から2026年春季号まで連載された本作は、19世紀ロシアと13世紀バルトという異なる時代と場所を舞台に、圧政と戦乱の時代を生きた二人の青年の物語を描いています。
作品のあらすじ
本作では、二つの物語が交錯しながら展開されます。
19世紀ロシアでは、伯爵に仕えながら絵画を学ぶ農奴のミーシャが、館で「亡霊(プリーズラク)」と呼ばれる青年ステンカとの出会いをきっかけに、ペテルブルクで画才と文才を磨く道へと進みます。
一方、13世紀バルトでは、北方十字軍に故郷リヴォニアを侵略され、家族を失った少年ジンタルスが登場します。貴族の息子マクシミリアンの従者として遍歴の旅に出る中で、復讐の念が彼を修羅の道へと導いていきます。
これらの物語を通じて、圧政と戦乱の中で二人の青年が辿り着いた「自由とは、表現とは、生きるとは」という根源的な問いが提示されます。ミーシャが記したジンタルスの物語が、時代も国も越えて読者に届けられる壮大な歴史長篇です。
書誌情報
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仕様: 四六版/上製/480ページ
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発売日: 2026年5月27日
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税込定価: 3,960円(本体価格3,600円)
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ISBN: 978-4-309-03267-2
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装画: 伊豫田晃一
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装丁: 柳川貴代
※電子書籍は7月以降に発売予定です。詳細は各電子書籍ストアでご確認ください。
著者:皆川博子氏について
皆川博子氏は1930年生まれ。1972年『海と十字架』でデビュー後、ミステリ、幻想小説、時代小説、歴史小説など、幅広いジャンルで創作活動を続けています。これまでに日本推理作家協会賞、直木三十五賞、柴田錬三郎賞、吉川英治文学賞、本格ミステリ大賞、日本ミステリー文学大賞、毎日芸術賞、紫式部文学賞といった数多くの文学賞を受賞されています。2015年には文化功労者に、そして2025年春の叙勲では旭日中綬章を受章するなど、96歳を迎えた現在も旺盛な執筆活動を展開されています。
本作は、ウクライナの詩人タラス・シェフチェンコの生涯と、ポーランドの詩人アダム・ミツキェーヴィチの『コンラット・ヴァレンロット』に着想を得て描かれました。身分の制約を受けながら画業と詩作を志す農奴のミーシャと、北方十字軍に故郷と家族を奪われ復讐を誓うジンタルス。圧政と戦乱の時代を生きる二人の青年の軌跡、そして作品を締めくくる言葉や描かれる希望と物語の歓びは、現代を生きる読者の心に深く響くことでしょう。
関連書籍『皆川博子の辺境薔薇館 増補版』も発売
『ジンタルス RED AMBER』の刊行を記念し、『皆川博子の辺境薔薇館 増補版』も2026年6月11日に発売されます。豪華60ページ増補された本書は、皆川博子氏の読本決定版として、新規ロングインタヴュー、著者直筆絵と書き下ろしエッセイ、『このミステリーがすごい!』「私の隠し玉」集成、最新版著作リストと年譜を収録しています。さらに、飛鳥部勝則氏、合田ノブヨ氏、佐藤弓生氏、澤田瞳子氏、高原英理氏、辻真先氏、古川日出男氏、穂村弘氏、マライ・メントライン氏など11名による特別寄稿も掲載されています。
書誌情報
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仕様: A5判/並製/334頁
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発売日: 2026年6月11日
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税込定価: 2,860円(本体2,600円)
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ISBN: 978-4-309-03958-9
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装画: 佳嶋
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装丁: 柳川貴代
※電子書籍の発売予定はありません。
皆川博子氏の“最新長篇にして最高傑作”と称される『ジンタルス RED AMBER』、そして関連書籍『皆川博子の辺境薔薇館 増補版』にぜひご注目ください。
- 河出書房新社公式サイト: https://www.kawade.co.jp/np/index.html



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