NAO TOKYOが「歩きスマホ」を文学化、短編小説『スモンビー』をAmazon Kindleで発表

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楽曲×小説×映像の三位一体プロジェクト始動

本作は、NAO TOKYOが昨年リリースした楽曲『SMOMBIE』の世界観を基にしたもので、音楽・小説・映像が連動する「多層的表現プロジェクト」の第一弾として位置づけられています。

スマートフォンの普及は私たちの生活を便利にする一方で、「歩きスマホ」という現象が都市を覆い尽くしています。視線が常に画面に固定され、身体は現実を歩きながらも意識はデジタルに囚われるこの状況は、単なるマナー問題にとどまらず、現代人の認知、関係性、そして存在そのものに影響を与える社会的テーマとなっています。

多くの人々で賑わう都市の交差点がモノクロで描かれています。ほとんどの人が下を向き、スマートフォンを見ている様子は、現代社会におけるデジタルデバイスへの依存と人々の孤独感を暗示しています。

『スモンビー』は、この構造を一人の青年の転落劇として描くことで、「誰もが当事者である現実」を浮き彫りにしています。

作品の特徴

音楽と文学の融合

楽曲『SMOMBIE』が持つ無機質で冷徹な世界観を起点に、音楽だけでは表現しきれなかった登場人物の気持ちや出来事の流れを、小説としてより深く掘り下げています。まず小説を読んで物語を理解し、その後に楽曲を聴くことで、文章では伝えきれなかった感情や空気感がよりリアルに感じられる構成です。

赤い部屋で黒いレザージャケットを着た男性が、テーブル上のビール瓶や缶に身を乗り出している。画面の右側には「画面越しに希望はない」という日本語の文字があり、全体的に暗く、どこか物憂げな雰囲気が漂っている。

社会への問い

本作のテーマである「歩きスマホ(スモンビー)」は、単なる現代的な風刺ではなく、誰もが無意識に加担している社会構造そのものへの問いかけです。「スマホの画面が、あなたの世界のすべてですか?」という一文は、登場人物だけでなく、読者自身へと向けられています。物語を読み進める中で、「他人事だったはずの問題」が徐々に自己の問題へと転化していくよう設計されています。

多層プロジェクト

『スモンビー』は単発の作品ではなく、小説、音楽、映像という複数のレイヤーを横断しながら、一つのテーマを立体的に描くプロジェクトとして構想されています。それぞれのメディアが役割を持ち、人々の異なる五感を通じて、同一のテーマにアプローチします。

暗闇の中、赤文字で「SMOMBIE」と書かれたタイトルロゴが、顔の一部を隠すように配置された若者の顔を捉えています。

NAO TOKYOのYouTubeチャンネルはこちらです。
https://youtube.com/@nao-tokyo1?si=2bAFPbmuI6G2LGhZ

作品のあらすじ

都内IT企業に勤める28歳のカイトは、指先ひとつでトレンドを操り、SNSの拡散のロジックをハックして、画面の中から世界を支配している全能感に浸っていました。しかし、歩きスマホという行為が彼自身の人生を修復不能な奈落へと突き落とします。すべてを失い、画面の光が消えた暗闇の中でカイトがようやく触れたのは、これまで無視し続けてきた「剥き出しの現実の温かさ」でした。

駅の階段で倒れた高齢男性を、周囲の多くの人々がスマートフォンに夢中で無関心に通り過ぎる様子を描いたイラスト。一人の男性が彼に目を向けている。

アーティストコメント

NAO TOKYOは、「街を埋め尽くす『歩きスマホ』という異様な社会現象。この時代を生きる身として、一人のアーティストとして、この時代の歪みを音楽以外の形にも残してみたかった」とコメントしています。スマホ依存への警鐘、そして混沌とした社会を生き抜くための心からの想いが丁寧に詰め込まれています。短編小説なので気軽に読め、読み終えた後には楽曲を聴くことで、より深い体験が得られるでしょう。

作品情報・関連リンク

  • タイトル: 『スモンビー』-ブルーライトに囲まれて、宝物はどこに?-
  • 形式: 短編小説

  • 著者: NAO TOKYO

暗い服装とカウボーイブーツを身につけた男性が、石壁と木々に囲まれた木製の橋の上で片足を上げてポーズをとっている。神秘的な雰囲気の屋外ポートレート。

株式会社JaPAN SENSEについて

株式会社JaPAN SENSEは「日本の美意識で、文明と文化を統合する」をミッションに掲げ、芸術・文化・エンターテイメントを設計するデザイン会社です。イベント企画・運営、映像制作、ブランディング支援等のクリエイティブ領域でクリエイターの支援を行っています。また、自社ブランドであるOCHAKE「お茶×お酒Bar」の運営も国内外で行っています。

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