大江健三郎氏の未発表小説2篇が『群像』4月号に一挙掲載
ノーベル文学賞作家である大江健三郎氏(1935-2023)の未発表小説2篇が発見され、文芸誌『群像』2026年4月号(2026年3月6日発売)に一挙掲載されることが発表されました。
これらの貴重な作品は、東京大学文学部大江健三郎文庫にて確認されたものです。

発見された貴重なデビュー前作品
今回発見され、掲載されるのは「暗い部屋からの旅行」と「旅への試み」の2篇です。これらの作品は、大江氏本人が言及したことや、これまでの研究書で触れられたこともない、デビュー前夜に書かれた非常に貴重なものとされています。

掲載作品のあらすじは以下の通りです。
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大江健三郎「暗い部屋からの旅行」
- R教授からの招待状を持って市長記念館へ向かう「僕」が、河岸の人だかりで消防夫たちが学生服を着た若い男の水死体を引きあげているのを目にする物語です。
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大江健三郎「旅への試み」
- 「僕」が一人で街を歩く自由も、フランス人に一生会えないこと、船に乗ることも泳ぐこともできないことに苦い感情を抱きながら、窓の外の夜空の連なりを見る治郎の心情を描いています。
解説も併せて掲載
これらの未発表小説の掲載に併せて、東京大学大学院教授であり、大江健三郎文庫運営委員長を務める阿部賢一氏による解説も掲載されます。作品の背景や意義について、より深く理解するための手助けとなるでしょう。
『群像』2026年4月号は、2026年3月6日(金)に発売され、定価は1,550円(税込)です。


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