映画『長安のライチ』の原作小説がついに登場
中国で興行収入150億円を突破し、日本でもロングラン上映中の映画『長安のライチ』。その原作小説の日本語版が、2026年3月26日(木曜)に株式会社文藝春秋から発売されます。

中国エンタメ界の注目作家、馬伯庸氏の最新邦訳
著者の馬伯庸(ば・はくよう/マ・ボーヨン)氏は、中国史を題材にミステリーやサスペンス、SFといった現代的なエンタメ作品を手がける作家です。2025年には、日本デビュー作『両京十五日』が「このミステリーがすごい!」海外部門の第1位に輝きました。また、中国ドラマ『長安二十四時』『風起隴西 SPY of Three Kingdoms』『天地に問う』などの原作者としても知られています。
馬伯庸氏は、日本の歴史エンタメにインスパイアされたと語っています。特に、ステイホーム期間中に日本の映画『超高速!参勤交代』や『引っ越し大名』などを視聴し、その作劇に深く共感したそうです。楊貴妃のためにライチを調達する「荔枝使」というわずかな記述から、この物語は一気に書き上げられました。
『超高速!参勤交代』の原作者である土橋章宏氏も、本作の出来栄えに感嘆し、帯に「たった一房の果実が、国家を動かすーー。無茶ぶり官僚サバイバル、まさに中国版『超高速!参勤交代』です!」と推薦文を寄せています。
不可能ミッションに挑む唐代の小役人
物語の舞台は唐代。長安の小役人である李善徳は、上司の奸計により、楊貴妃の誕生を祝う宴にライチを届けるという不可能に近いプロジェクトを指揮することになります。産地から長安までの距離は2500km。わずか数日で腐ってしまうライチを輸送することは、神にも仙人にも無理な任務と思われました。
李善徳は、数字に強いという自身の強みを活かし、産地での保存方法の聞き取りや輸送ルートの踏破を通じて、ライチ急送計画を策定していきます。しかし、地方官僚による妨害など、次々と障害が立ちはだかります。失敗すれば文字通りクビが飛ぶこの不可能任務。唐代の社畜が挑む一世一代の“ミッション・インポッシブル”プロジェクトの行方が描かれています。
書誌情報
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書名:『長安のライチ』
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著者:馬伯庸
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訳者:池田智恵
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監訳者:立原透耶
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判型:四六判 小口折 並製カバー装
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発売日:2026年3月26日
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定価:2,805円(税込)
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ISBN:978-4-16-392088-7



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